先日海苔の価格高騰について書いた。食物は健康維持にも大事だが、文化にも大きな影響があると思う。現代和食は国際的にも高い評価を得ていて、その代表は<寿司>だろう。これを日本人が毎日のように食してはいないだろうが、日本では発酵食品を好んで食していることは間違いあるまい。調味料の味噌醤油に酢が代表かもしれぬ。外国でも韓国や台湾には似たような食習慣があると思うが、粉食+獣肉+獣乳主体の国とは大分様相が異なる。
となると形成されてきた文化も大分異なって当然。日本でも一般人が鳥や魚を捉えて食す習慣は昔からあったと思うが、四つ足の大型獣を食するようになったのはごく最近明治以降かもしれぬ。とくにアメリカでは早くからバッファローを食用にしてきたとのことだから、国民の性格や文化が荒っぽくなるのはやむを得ないだろう。発酵食品は作るのに時間が掛かる。鉄砲で狙いすましてズドンでは済まない。手間暇かけてやっとのことはご承知の通り。
先の大戦終結からもう80年も経ったが、未だに解決してない問題が多々ありながら黙って見過ごしている我ら日本人。これも国民性と諦めるべきなのだろうか?何でも長野県は発酵食品国とマルコメ味噌屋が大きく書いていた。今朝茶碗とお椀を洗いながら思わず一人で踏み笑いをしてしまった。
0 件のコメント:
コメントを投稿