日本も政党が多様化して少々先が見えにくい世の中になってしまった。しかし有象無象のような政党の中で自民党だけは多少頭が抜きんでている感じだけは残っている。あの平河町に聳え立つ大ビルディングの自民党本部、小生が赤坂にあった小さな広告代理店に入社した昭和38年当時既にあったように記憶しているから相当なものだ。なんであんなに馬鹿でかい建物が必要なのか分からない。
昔聞いたような気がするが、党所属の職員が100人を少し超える位いるらしい。所属している議員数は一昔前であれば350人前後、現在は少し落ちているので300人前後だろう。人数は兎も角として凄いと思うのは金満の度合い。調べる気にもならないので当て推量で書くが、正規の政党助成金の他に財界からの寄付金とか莫大なお金が流れ込んでいるだろう。党の資金を預かっている金融機関がどこかは知らぬが、自民党は大きな取引先だと思う。
政府にも多額な資金が供給される仕組みがあり、この実態は全くのブラックボックス。なってみなければ分からないので、市井の庶民には永遠に無縁の筈。一説には毎日日銀から出来立ての新札が一定の金額運び込まれるなんて危うい噂まであるくらいだ。日銀券の印刷現場なんか一度見学したいものだが、現場がどこかさえ知る人は少ないだろう。
しかし選挙で選ばれた首相は自民党の総裁でもあるから、先に書いた全ての実態が分かっている筈。しかしその選挙で3回負け続けたので、党内で責任辞職すべきとの声が上がった。野党から上がるなら分かるが、身内が騒ぎだしている。しかし就任未だ1年にも満たない石破首相は意地でも辞めないつもりのようだ。流石に党の資金を管理する幹事長は昨日辞任を口にした。想像もできないような莫大な遺産を管理する責任の重さに耐えかねたのだろう。
しかし石破首相は「未だ選挙の総括が終わっていない」との屁理屈で座を離れようとしない。浅ましい金満ボケとしか見ようがない。
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