今朝は朝一番からアメリカのトランプ大統領が日本の首相宛に発した新しい関税措置に関する公文書の話題でマスコミは大騒ぎをしている。日本からの全ての輸入品に対して、8月1日から25%を課すとのこと。小生にすれば何も関係無いので「だからどうした?」と言いたいが、アメリカへの輸出でこれまで大儲けをしてきた起業家からすればとんでもないことなんだろう。対米輸出は日本経済にとって重要な柱の一つだろうから、経済的打撃が巡り巡って我が身に降りかかるかもしれぬが、それはその時の話。今ここで大騒ぎするほどのことではない。
相手主役は小生同様後期高齢者のボケ老人、周辺を固めるスタッフは知らぬが、報道によればイエスマンばかり。中で際立っていた若手のイーロン・マスク氏は何故か喧嘩別れしてしまった。兎に角、競争相手国に高い関税を課して販売を妨害しても自国の製造業が復活できるかどうかは相当怪しいだろう。ここ10年以上GMやフォードの車なんか見たことも無いが、今更彼らに安い小型車を作れと命じてもそう簡単にはいかぬだろう。どこの国でも一般国民は世相の波に洗われながら毎日を過ごすだけ。
そこで舵取りを担う日本政府に一言苦言を呈すると、「何ごとも泥縄ではうまくいかない。」用意周到であってほしいと思う。昨年経済再生担当相に就任された赤澤大臣の交渉力にケチをつけるようで申し訳ないが、氏は政治家2世としては小泉農水相なんかに比べればかなり優秀だと思いたいが、今度の対米交渉は何としても泥縄で、緊急対応の感が否めない。ここ1ヵ月ほどの間に7回も渡米した努力は買うが、結局何もできなかったに等しい。任命責任が重いと感じるのは小生だけだろうか?
2 件のコメント:
赤澤大臣は、何もしなかった石破政権の幕引き役には適任だったと思います。
それにしても、日本のマスコミは関税アップの可哀そうな企業として日本酒とか和牛を取り上げますが、あれはアメリカを市場としないで日本で売ればよろしいのでは。
また、以前から話題の自動車産業ですが。アメリカ輸出車を作るのに向けてた工員などを、日本国内の運輸業界や農業に振替えればよかろうと思います。トヨタ等の1社で考えれば敗退するように見えるでしようが、日本家族として見れば自動車産業に割り当てが多過ぎたと考えます。
他の業界も、もっと縮小するべきです。なんせ、過疎化する日本国なんです。これまでと同じ陣容を維持しようとする事に無理があります。
これからの世界は頭脳で勝負する時代になると思うのですが、今の日本は頭脳を使い切った人ばかりです。コンピュータを使うのと、頭脳を使うのは違うと思います
呑兵衛あなさん
いつもありがとうございます。
難しいことは分かりませんが、対米交渉は思い込み一本やりではうまく展開しないような気がします。柔軟な対応などの報道が欲しいものです。
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