2025年5月18日日曜日

バランス感覚

 政治に関してこれまでもいろいろ論って書いてきたが、現在の石破政権の振る舞いは余りにも酷い、酷すぎはしないか。消費税に対する考え方、年金改革の問題など政策課題に関する無能無策、産業振興や人口問題への対応も勿論だ。特に腹立たしいのは学術会議への対応。この期に及んで尚、学術会議を政府の管理下に置いて防衛産業振興に役立てようとする浅ましさ。確かに戦争は世界各地で起きてはいる。

しかし覇権とか領土の拡張とは無縁の日本がまともな外交、即ちアメリカ一辺倒の外交方針を見直し、真に独立した主権国家として当たり前に振舞う限り、どこの国からも急に存在を脅かされることにはならない筈。戦争をしている国をよく観察してみろ、何れも欲と欲のぶつかり合いではないか。日本も嘗ては分不相応な欲を書いて大火傷をしたことを忘れてはいけない。

政治を志す者はそのことだけはしっかり心に刻み、国民全体の安寧を維持するために何が必要か、バランス感覚を磨くべきだ。政治に大きな影響を与えるマスコミも反省すべき点が多い。それは放送のニュース解説や政治討論会、或いは紙媒体の論説の類ではなくて日々の報道の在り方に関わっている。報道各社が言うところのおかしな公平性が、NHK党など不思議な選挙活動を産み出した。政治家個人が首を傾げたくなるような論理を振り回したり行動するのは仕方ない。問題はそれに関する報道の在り方。

そうは言っても結局はその受け止め方が問題だから、己の問題とするしかなさそうだ。

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