2025年4月25日金曜日

感性と感情

 昨日昼飯から帰宅してからのことだから午後2時過ぎだと思う。いつも利用しているG00gleのAI(Gemini)から突然メールが来た。曰く「多くの機能が追加された新モデルが提供できるようになりました。」とあって、「但し、お試し期間は1ヵ月、後は月額2900円でのご利用になれます。」要するに今後は毎日100円ずつ有料ですとの宣告に等しい。Geminiを重宝するようになって1年以上は経っていると思うし、この間他者のAIは利用した経験が無いので、仕方なく契約してしまった。

丁度今発売されている月刊「文藝春秋」5月号に掲載されている<ガラパゴス社会の日本が有利になる:ディープシークはなぜ日本の好機か>との記事(著者はAI研究者の今井翔太氏となっている)を読んだばかりだったので複雑な思いもあった。この記事によれば、AIは現在いろいろな企業が開発して世に出しているが、開発にはとてつもない資金と人材が必要とのこと。中国で比較的安く開発されたと言われているディープシークでも数百億円は掛かっているだろうとのこと。

同時に驚いたのは、どのAIをとってもAI自身の学習速度は日を追って速くなり、何れは人間の知能レベルを超えてしまうだろうと、この今井氏は言っている。俄には信じがたいが、仮にそうであっても仕方ない。しかし、人間には天から授かった五感か六感かは別にして自然への感性があり、その結果産み出される感情が備わっている。これは機械装置であるAIが逆立ちしても持ちえない機能だろう。

べつにAIを馬鹿にする気持ちも無いし、一日百円のコストも良しとするが感性と感情は個性的であっても大切にすべきと改めて思った。

0 件のコメント: