小春日和で暖房要らずの気持ちの良い天気が続いている。3日も続くと気分が大分すっきりするものだ。何だか寿命が少し長くなるような気さえする今日この頃。今日は幼馴染から久しぶりの電話。昼飯でも食おうとのこと。有り難く受けて皇居近くまで足を運んだ。小さいころからの付き合いなのでもうこれと言ったネタは何も無いが、互いの元気を確認するだけでも意味がある。今年は夏が暑すぎたので、何回か電話は貰っていたが「もう少し暑さが落ち着くまでは」と延び延びになっていたところ、朝急に電話が来て「今日の昼に会おう。」となった。
こちらは勿論何も用が無い自由気ままな暮らしだから、喜んでご馳走になることにした。会ってみると心配したほどのこともなく、少し痩せたことと声の張りがやはり少々薄れたか程度のこと。2時間半以上かけて旧交を暖めることが出来た。今日の話題の中心は福沢諭吉翁のこと。何でもいつ買ったか記憶が無いのに書棚に「福翁自伝」があるのを発見、彼は慶應の出身ではないが、兄弟も慶應出身が多いし、小生のことも思い出して読んだとのこと。小生は読んだことが無いので福翁の立志伝を詳しく聞きほれた。
昔から彼に優れた点は何も無いので、こちらから自慢できる話は殆ど無いが、たまたま何かの拍子で富士山に外国人が無茶な登山をする話から、富士登山の経験を話すことになった。もう半分以上忘れている話なので、スマホを取り出して写真を見ながらたった1度の経験を話したら喜んで聞いてくれた。彼は富士山の経験は無いようで「あれは見る山で登る山ではない」との正直な思いに大きく頷いてくれたものだ。
互いに昔よく一緒したゴルフ、それも今年<日本オープン選手権>会場となった東京ゴルフ倶楽部での思い出話など2時間半はあっという間に過ぎた。別れしな方向が違うのに途中まで一緒に来て「じゃぁな。」と握った手の温もりがまだ残っている気がする。
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