1年ぶりになると思うが、やっと信州安曇野産コシヒカリの新米5キロを購入。金3450円也。1年前までは2500円で買い続けていたものだ。1年間で3割以上の値上がりは消費者側として辛いものがあるが、問題は生産者の農家がどうなっているかだ。農家の暮らしも楽ではあるまい。デフレが30年続いたかどうか記憶がはっきりしないが、現在はインフレで生産者も消費者も音を上げているご時世だ。政治家は経済政策をいろいろ言うが、結局ここ数十年庶民に及ぼす経済政策は何一つまともに機能していなかったことになる。
このインフレに歯止めをかける方策があるのだろうか?原因がどこにあるのか分かっていれば対策も思いつきそうなものだが、察するところ政治家でも学者でも分かっている人は少ないようだ。今回の衆議院選挙でこの経済問題を大きく取り上げた国民民主党が議席を4倍と大躍進したが、昨夜のテレビ番組(BS・TBS「報道1930」)に出演していた榛葉賀津也幹事長の話を聞いて思った。インフレ対策はあるが、本当にそれでインフレが収まるのだろうか?インフレの原因がはっきりしないことには難しいだろう。
一説にはエネルギーと食料を輸入に頼っているので、このコスト高が原因と言う人もいる。その説を信じれば対策に手の打ちようが無くて当分インフレ状態は解消が期待薄と言うことになる。国全体を考えればデフレは悪だろうが、年金暮らしはインフレの方が怖い。しかも昨夜の国民民主党幹事長様は、今後はある程度余裕のある高齢者にも課税を考える必要があると、極めてまともなことを仰っていた。
確かにその通りで、同期の諸氏に思いを巡らせば皆裕福な余生を楽しんでいて先細りを心配する声はほとんど聞かない。小生ももちろんその一人で、年間240万円ほどの年金で食っていけないことは無いし、住んでいる陋屋も預貯金の取り崩しで何とかもっている。先が短いことを考えれば、生存中に処分を考える必要は無さそうだ。そんなことはどうでも良いが、昨夜テレビを観ていて感じたのは、出演していた自民、立憲、国民民主3人の国会議員の討論中、終始国民の生活問題で終始して安全保障関連が話題にもならなったことが良かった。今後この傾向が続けば良いのだ。
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