2024年8月1日木曜日

鬼畜の世界

世界中のマスコミが現在フランス・パリで開催されているオリンピックの話題で盛り上がっていみたいだ。しかし、スポーツが世界平和に少しも貢献しないことは万人の知るところだ。またオリンピック精神の中核にあったアマチュア精神も完全に払拭されてプロ、即ち拝金主義の祭典となっている事も同じだ。これを煽って盛り上げるのがマスコミ。彼ら自身がどこの国でも興行師でありヤクザと同じ存在。日本も例に漏れないのは仕方ないかもしれぬ。

嫌味に聞こえるだろうが、オリンピックでメダルを幾つ取ろうと、今日から始まる8月は日本人にとっては決して忘れることが許されない屈辱の月。第2次世界大戦のきっかけを自ら作り、結果的に大敗北で終焉を迎えた月だ。戦争の終盤は敗北国の被害が増大する。統計が確認できないので実態は不明だが、8月の戦死者、或いは捕虜として外国に連行された軍人や市民の数は確認できないが、相当の数になることだけは容易に想像できる。平和の時代に過去の忌まわしい話を持ち出したことは先ずお詫びしておく。

市民の大多数はこの炎暑或いは梅雨末期の自然災害が大問題で、100年近く前に思いをなんて言われても鼻白むだけかもしれぬ。昨日のことより明日以降が問題と言う気持ちも分かる。しかし大東亜戦争開始前年生まれの小生には先の戦争を忘れるわけにはいかない。不思議なことに我が親族はこの戦争で亡くなった者が一人もいない。当時8000万人弱の国民で大東亜戦争の戦死者が350万人だから運が良かったと言える。死者数だけではない、国土面積は約4分の1に圧縮され、国民の大半は財産が大きく棄損され、長いこと空腹を抱えることになった。

しかし世界情勢は今も同じだが、目まぐるしく変化する。中国や韓半島で内乱が発生してアジアは再び戦争状態に陥り、アメリカとソ連が介入したことから、アメリカ軍に占領されていた日本はアメリカ側に立った結果、戦災からの復興が早まった。アメリカからすれば戦後四半世紀は日本を四等国にすると言っていられなくなったのだ。戦後戦争犯罪を裁くために法廷まで作り、犯罪者をあぶりだそうとしたがこれも中途半端、裁判で死刑になった日本人は千人を少し上回ってるかもしれぬが、逆にアメリカは旧軍人を活用せざるを得なくなった。

小生の歴史観は偏見だらけだろうが、紅毛碧眼はどうしても二枚舌の鬼畜に見えてしまう。

 

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