昔から<墓に衣は着せられず>とか<親の説教と冷酒は後で効く>とか言われたものだが、全くその通りだ。あの世で再開する日が迫ってるので恥ずかしさが募る一方で、何とか親孝行のネタを仕込みたいが、少し手遅れの感が無きにしも非ずだが仕方あるまい。孔子様が仰るには「身体髪膚(シンタイハップ)、之を父母に受く。敢えて毀傷(キショウ)せざるは、孝の始めなり。」要するに「身体、髪、皮膚、などを傷つけてはいけない。それが孝の始めである。」さすが聖人とされる人の名言だ。子供の頃から悪ガキで怪我ばかりしていたので祖母からよく注意されていた。しかしこれは守れそうなので、やっと先祖に合わす顔が出来たともいえる。
しかし残念ながら次の後半が問題だ。「身を立て道を行い、名を後世に挙げ、以て父母を顕わすは、孝の終りなり。」身は一応立てて暮らせるようにはなった。しかし年金で食っているようでは余り自慢はできぬだろう。道を行う方は最近少し気は使っているつもりだが、果たしてお天道様から見てどうだろう?同じく孔子様は「70にして己の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こえ)ず」とも言われるくらいだから、70歳をはるかに超えた84歳になれば当然だ。
兎に角、最近は父から教わった諺の数々が何かにつけ頭をよぎる。「学問(勉強)には王道無し」(There is no royal road in study)これは英語にも同じ諺があると何度も聞かされた。中国であろうと欧米であろうと昔の人は同じような言葉を子供たちに伝えたものらしい。「急がば回れ」(Make Haste Slowly)もその一つだ。
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