特に外国旅行をしたいとか外国に住んでみたいと思ったこともない。しかし近代文明はヨーロッパで発生して進歩してきたと習ったわけでもないが、なんとなく思ってきた。特にフランスやスペインがそうである。そのフランスで今年はオリンピックが開催されるので、先日はマルセイユでオリンピック聖火の国内リレーが始まったりして華やかなニュースが多い。更にはその開会式が競技場でなく、セーヌ川で行われると聞けば興味深々でもある。国のトップである大統領や首相も若々しくて結構でもある。
芸術の都、料理の華やかさは世界に喧伝されても、実際の市民生活については、遠い異国のためなかなか分かりにくいのも事実。たまに旅行から帰国した知人から、街中で犯罪被害にあった話を聞いたこともあるが、ラテン系国家につきものだから、そんなものかと聞き流していた。しかし今朝の報道で紹介された、警察の護送車両から輸送中の犯人を強奪された事件については正直びっくりした。犯人輸送車両に高速道路の料金所で車を正面衝突させて停止させ、護送していた警察関係者数名をマシンガンで襲撃して死傷させ、輸送されていた犯罪者を強奪と、大変な荒っぽさだ。
その一部始終がご時世とはいえ、テレビ映像になっている。フランスの国会で議員全員が黙?するくらいだからフランスでも珍しい凶悪犯罪ではあるのだろう。それにしても逃げ出した犯人は未だ逮捕に至っていないようだ。輸送されていた犯人と言うのが未だ30歳の若さ、これも驚きだ。若いのは首相だけでなく、犯罪者までもかと改めて感心と言っては語弊があるが、考えてしまった。7月のオリンピック開催には当局が今から警戒に厳重な体制を敷いてるようだが、日本からも選手や観客として行くこと検討されている人も多いだろう。
歴史が古いことも関係するのかもしれぬが、犯罪組織もびっくりするほど多いらしい。兎に角無事旅行されることを願いたい。
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