憲法記念日だから政治の感想を書くべきかもしれぬが、昨日のブログの続きを書いておく。所感が簡潔性を欠くのは考えが熟さない証拠でもあろう。兎に角この問題は社会の変化という意味で大きく、また難しい。この問題のきっかけはマイナンバーカードにある。既に多くの方が所有されているプラスチック製のこのカード。発行されてもう相当の年月になる。途中で金融口座との紐づけを勧められ、その際には使い勝手は極めて悪いが、ポイントなるものを頂いた。即ち普及を促進するために莫大な国家予算が投じられているのだ。
現在は健康保険証との一体化が進行中だが、少なくとも東京豊島区の掛かりつけ医や薬局では紙の保険証を携帯していたほうがスムーズに事が運ぶ。即ち、政府が鉦や太鼓で煽っても普及は簡単に拡大しないし、持っている小生にとっても極めて使い勝手が悪いのが実情と言える。これを運転免許証との一体化とか或いは金融機関カードとの・・・普及率90%越えを目指すなんてことは夢のまた夢。
当たり前で、国民には身体が不自由な年寄りもいれば小さな子供もいる。そのような人を総て役場に足を運ばせるなんてことは無理に決まっている。このカードは昨日紹介した<オンプレミス>の典型に他ならない。国民に番号を割り当てることは現代社会では必要だろう。しかし1枚のプラスチックカードの必携を求めて行政の簡素化を図ることには無理がある。社会でデジタル化が進み始めた時に、デジタル庁を発想したのと同じこと。デジタル化の典型はインターネットにあると思うが、当時も今も政府高官はそこが解っていない。
インターネットは世界中の人間を包括している故、思いもかけないことが可能になる反面、利用の仕方を間違えるととんでもない災厄にも遭遇する。そこを踏まえて引き出されているのがクラウドであったり、AIいわゆる人工知能だろう。小生もいくつかの個人情報をクラウドに上げているが、そのことで齎される不都合は大したことはない。当然だが、クラウドは悪意ある者から常に攻撃されているだろうが、どこかのクラウドが破壊されたとは聞いたことが無い。理解が浅いので読者にも分かりにくかったかもしれが、簡単に言えば、これからの社会はインターネット時代、即ち上意下達でなく、見知らぬ誰かとも協力し合う時代になるはずだ。
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