2024年3月3日日曜日

さらば雪山

 江戸は桃の節句に相応しい良いお天気になった。これも明日までで火曜日にはまた雨と予報は言うが、それでも2日続けば御の字だ。梅は散り始めたが、桃や辛夷の花が咲き始め、陽も長くなり春の感じがだいぶ出てきた。ただ前歯が1本欠けているのがどうも気になって仕方ない。歯医者では毎週月曜の昼前に仮歯を入れてくれるが、接着剤で糊付けしてるだけなので、よくもって2日か3日。5日以上は真に見苦しき面体である。根っこがあるらしいので差し歯になると思うがいつになるか、明日通院日なので訊いてみたい。

何事にも原因があっての結果だから、結局は自分の責任に違いない。社会問題なんかは元を正せば枝葉のことは大方片付くだろうが、身体だけは遠因が遥か昔からの積み重ねだから、残念ながら始末のつけようがない。

春山からは雪崩の遭難事故のニュースが沢山聞こえてくる。山に行きたくなる気持ちも分からぬではないが、気をつけてもらいたい。圧雪してない斜面を滑ることができれば爽快に違いなかろうが、かなりの技術と体力が必要であることははっきりしている。昨日報道された信州北小谷の風吹岳は昔白馬岳を目指して登った記憶がある。とてもスキーをするために登る山じゃないように思えてならない。鳥取の大山は夏でも登ったことがないが、危険性はどこにでもあるものだ。昨夜のテレ懇で聞くと、スキーの公認指導員資格を持つ友人でさえ、数日前新雪と視界が効かない中で苦労したとのこと。

さらば雪山、もう小生にスキーは無理だ。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

先輩の貴兄だが、貴兄が若かりし頃の登山に関する認識は如何だったでしょうか。
東北の山登りしか知らない私の場合は、死を覚悟しての登山と言った方が良いと思います。
山の高さや季節を問わず、登山と言えば死ぬかもしれないという認識です。
今のように山からでも携帯電話で救助を求められるはずもなく、いざ何かがあっても自力で下山するしかないという各自の自覚でした。ですから、同行者がいたとしても何かあれば互いに相手を見捨てるという約束を取り交わしていました。そのことは親も承知していて、登山と言えば良い顔をしませんでした。
そのへんは色々な意見があるのでしょうが、山に行こうと海に行こうと都会と同じ感覚で救急車が助けてくれると考える現代人は憐れむべきです。もっとも、半世紀前であれば、工事中の足場が掛けられたビルの下は避けて歩いたものですよね。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントをありがとうございます。
貴兄ご指摘の通り、若い頃の山(長野市周辺の低いや山ばかりですが)では救急車やヘリを呼ぶことが出来るとは思っていませんでした。
2000メートルを超す高い山に行き始めたのは65歳を過ぎていましたので、当時は山岳保険を掛けたりしましたが、少し救急期待の下心があったかもしれません。でもそれは邪道ですね。
工事現場も今昔の感が強いです。考えようでは高齢者の雇用が増えたことを評価すべきなのかもしれません。