2023年12月9日土曜日

泰山鳴動

 このところ急に大きな政治問題に発展した自民党派閥のパーティー券問題。発端は東京地検特捜部の動きにある。ここは行政の一機関、検事総長を含む検察官の任命権は内閣にあるそうなので、平たく言えば最高責任者は岸田首相に他ならない。従って、昨今の特捜部の活躍は首相からすれば一種のクーデターに遭遇してるようなものだ。これが民主主義のなせる技かと不思議に思っている。

それにしても、この内閣の大親分岸田文雄氏、自分が任命した検事総長とどの程度話がついてるか知らぬが、なんともだらしなさすぎはしないか。そもそもパーティー券なる代物、大学入学早々同級生の不良学生(慶応高校の出身で一学年上から落第してきた)に捕まり、1枚250円もする意味不明な入場券を押し付けられたことを思い出す。派閥パーティーの発案者は森喜朗氏とのことだが、氏も小生とほぼ同期、早大ラグビー部出身と母校は異なっても、似たような経験があるのかも知れぬ。

何れにしてもこの騒ぎ、以外な落着を見るような気がしてならない。そりゃそうだろう、政治団体収支報告書の虚偽記載で、関係者が自民党幹部全員に及ぶと報道だけは勇ましいが、田んぼの畦道に連れションした程度の話ではないか。他にもっと大事な話、増税や高齢者の社会保障負担の増額、インフレ対策の失敗等々、岸田首相の首と引き換えに国民への負担を高めることを狙った高度な作戦を考えるほど悪知恵が働く人間が居るとも思えないが、現実的にはそうなっても仕方ない。

ここから想像を逞しくする。岸田氏の首が飛んでも代わりに誰が居るのだ。結局は誰もいないのだ。日本は結局外国人、即ちアメリカ人にいいようにコントロールされて弱体化するだけだ。これが170年前、アメリカ海軍のペリー提督が黒船を率いて浦賀に来て以来のアメリカの戦略かもしれぬ。彼の国は時に友好的であり、時に厳しい戦争相手となって我が国を征服しようと努力を重ねてきた。彼らの目的が那辺にあるかは分からない。そしてその目標達成には未だ少し時間は必要だろうが、ここまで来ればあと一歩かもしれぬ。

昨日はアメリとの戦争を始めた日だった。テレビでも何本かの回顧番組が放送されていたが、戦争は昔も今も開戦に至るまでの諜報活動が重要で、日本はこれに全く手ぬるいような気がする。

0 件のコメント: