2023年7月9日日曜日

想像力

 俗によく言われる言葉に<世界観>がある。あまり外国を知らないので広い世界はなかなか想像できないせいだろうか。最近分からないことが多すぎて戸惑うことが多い。岸田首相が「12日にリトアニアで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、13日にベルギーで日EU(欧州連合)定期首脳協議にそれぞれ出席する。」なんかが典型かもしれぬ。アメリカベッタリにしても少しやりすぎではないかと思うし、意味が分からない。いくら地球が狭くなったと言っても、太平洋の西端に位置する日本が北大西洋諸国に参加すればどうなるというのだろうか。世界感の違いと言われればそれまでかもしれぬが、岸田首相と我が年齢差がこれほどまで大きいとはだ。

ベルギーにはEUの本部があることは承知してるが、リトアニアなんて国はについては何も知らない。しかし現在NATO諸国が最重要課題としていることはロシアとの戦争。及ばずながら日本もお手伝いしたいとの意思表示だろう。戦争なんてことからはできるだけ遠のいて見るだけにすることが国の安全に繋がるように思うのだが、政府要人の考えはだいぶ異なるようで、自ら積極的に深みにはまって行ってる。結果政府が期待するように西側が勝ったとしよう。西側諸国からの感謝されるかもしれぬが、同時に更に資金の拠出を求められのが関の山。これが日本経済の活性化に繋がるのかもしれぬ。

小生のようにチマチマした考えではとても国家運営は出来ないという事ならそれは仕方ない。評価は孫たちによってなされることだろう。丁度小生が両親世代の俗に言う太平洋戦争を思うようにだ。

話を変えたい。鬼畜ロシアとまで言いたくないが、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創業者が政府に向かって反乱を起こして数千人、1万人を超えるとも言われた兵隊を首都に向けて進軍させた。先月末ころのことだ。日本の二二六事件とは比較にならぬほどの規模で、白昼堂々と戦車まで同行していた。この映像だけでも十分映画ぽくもあったが、これが数日のうちに鎮圧された訳でもないのに、急に反転、隣国ベラルーシに逃げ込むことに。何でもベラルーシ大統領が「面倒見るから」と約束したように報道された。それから又数日にして創業者プリゴジン氏の豪邸がテレビで公開された。本人は始末されたのだろう。

あまりにも映画みたいで現実を想像し難いが、一つ思うのはプリゴジン氏の屋敷だけは燃やしたりせず保存して、ハリウッドの映画製作者に貸し出すようにしてもらいたいものだ。

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