2023年7月5日水曜日

お笑い二題

 いい歳をしながら相変わらずこのブログを書き続けている己を反省する時もあるが、読み続けてくれている知人友人の顔を思い浮かべて、これも生きている証拠と思うことにしている。ところで、最近笑ってしまったのが今日テーマの政治問題。第一は韓国で何教というか知らぬが、兎に角日本では旧統一教会即ち世界平和統一家庭連合、およそ宗教団体らしからぬ名前だ。これだけでも笑えてしまうが、この団体のトップ、大僧正猊下とでも言えば良いのに何故か教団総裁と表示されている高齢の女性が「日本の岸田(首相)をここに連れてきて勉強させなさい。」と多くの信者の前で語ったとの報道。

韓国にはキリスト教系新興宗教が多いことは知っているが、多くはこういった金儲けのためのインチキが多いのかもしれぬ。それは他国のことだから仕方ないが、日本の政治家も騙されていたか、知っての上で利用したかも分からぬが、いつまで経ってもけじめをつけられない情けなさ、笑ってしまうしか無い。自分も思えばお寺さんにはお世話になって細やかなお布施を献上しているから、笑ってる場合じゃないだろうと非難されても仕方ない。

もう一つが分からなすぎるので笑うしか無いのが、福島第一原発に溜まりに溜まった汚染水海洋放出問題での首相や官房長官の発言。「国民の皆さんには、丁寧な説明をしていくつもりでいます。」物理や化学は殆ど無学と同じなので分からないが、放射線には個人的義理もある。小学生時代から世話になっているレントゲン写真だけでなく、10数年前から頻尿なんかで苦しんでいた前立腺問題。これを2015年の7月23日から9月16日にかけて合計37回、放射線を局部に照射して癌細胞撲滅に至った。事後定期検診が続き、来週10日が1年ぶりの検診日であることは既に書いた通り。

放射線には個人的恨みははないが、よく効く薬は毒も強いと同じで広島や長崎の被災者には心から同情している。話を戻すと、放射性物質とどんなものか知らぬが、小学生時代最初に聞いたのはストロンチューム、雨に直接当てってはいけません。にも拘わらず随分ずぶ濡れになったので頭が禿げたのはそのせいかと思ったりしている。12年前の福島第一原発で爆発事故が起きた時はセシュウムとやらが大分話題になった記憶がある。問題の汚染水に含まれているトリチウムなる物質の除去は難しいらしい。

だから汚染水を10年以上溜め込んできたが、政府もいい加減面倒くさくなってきたのだろう。えいや!とばかり海への放出を決めて来月からでも実行するらしい。国際原子力機関なる国連組織からのお墨付きももらったそうだ。海洋は広いから毒性は薄まるだろうが、除去とは全く異なる。笑って済ますしかあるまい。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

汚染水の話題。
あれから10年余り経って考えるには、結局は今の方法しか無いのかしらんと思っています。
しかし、政府と東電にはやたらと文句があります。
彼らにしても、当時からこの方法に落ち着かざるを得ない事は想定していたと思います。しかし、当時は「地中に埋める」とか..尤もらしい方法で対応するから国民の皆さん安心ですよ..と騙したのです。
騙し始めた時の総理は死にましたが、政治とは簡単に嘘をついて良いのか..と腹が立ちます。
日本という国は嘘が多過ぎます。そして、格好だけは付けたがります。
一事が万事そうだなあとこの歳になって再認識し、同国人として悲しく思うこの頃です。
お笑いと見逃すほどに広い心にはなれない私です。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントを有難うございます。
ご指摘の通り、汚染水の問題は深刻です。溜まった分を海洋放出するだけで40年とか言っていますが、肝心の燃料が未だ取り除かれていないのですから、後何年汚染水が発生し続けるか定かではありません。この方法で世界が落ち着いてくれれば結構ですが、科学的根拠が薄弱なので心配です。