2023年4月29日土曜日

安心の一日

 一昨日3日間の休みを予告したが、長野での要件が1日で全部片付いたので昨日のうちに帰宅。後始末も長女に来てもらって朝のうちに済ませることが出来た。また暇になったので、今日から再開する。昨日の午前中は菩提寺で長兄夫妻の葬儀。何度かここでも書いたと思うが、長兄夫婦は生前エホバの証人と言うキリスト教系の宗教を信仰していた。家族の葬儀で菩提寺に来たことは何度もあるし、次兄の家で行われていたお盆の集まりにも必ず出席はしていた。しかし仏壇に手を合わせることや焼香は決してしなかった。

小生は心と形は別と思っているので、形ばかりは兄弟に合わせればいいじゃないかと思っていたが、その点兄夫婦は頑固だった。そんなことから兄が亡くなってから両親と同じ墓に入れることも難しく、弟が寺には黙認して貰う形で納骨だけは済ませていた。義姉も流石に亭主を何処かに一人寂しく埋葬するのは忍び難かったのだろう。そして今年の1月残された義姉が旅立った。彼等には子供がいない。施設に入っていた義姉の身元引受人は実家の甥、彼が看取る形になった。彼も納骨は我が家の菩提寺にしてほしいとのこと。既に亭主だった兄が眠っているのだから当然のこと。

兄弟5人だったが、兄二人は亡くなりすぐ下で長野在住だった弟も既に逝ってしまったので、残るは小生と養子に出た末弟だけ。これまで家の葬儀に関して寺と直接交渉したことは無かったが、今回はやむを得ない。実情を説明して、改めて長兄夫妻の葬儀を執り行い、俗名のまま納骨させてもらうことで住職の了解を得た。昨日は早朝からの快晴、集まってもらった親戚の人たちも全員明るい気持ちで恙無く兄夫婦の弔いが出来たことは正に天の助けかもしれぬ。生前信仰していた宗教とは異なるが、両親や兄弟と同じ墓に入ることには異存が無かったはず、あの世で仲良くしてくれれば言うことはない。

納骨が終わって住職と今後について相談。現在長老の立場になった小生も男子の跡取りがいないこと。従って小生他界に際しては喪主になるであろう長女を紹介。想定される小生没後の段取りについても幾つかのアドバイスを貰った。何れにしても小生は長野以外の何処かで没するだろうが、娘たちが骨だけは両親や兄弟が眠るこの墓に入れてくれることになるだろうと安心することになり、その後の食事でも親戚と久しぶりにに会話がはずみ、実に爽やかな気分になれたことが有り難い1日となった。

2 件のコメント:

雲の平 さんのコメント...

先日はご葬儀ご苦労様でした。お疲れになった事と存じますが
大役を済まされてほっとなさったこととお察ししています。
皆様に久しぶりにお目にかかれて懐かしかったです。そして
せんかわさんおっしゃる通りお天気にも恵まれ、故人となられた
方々を偲んでお参りさせていただきました。

senkawa爺 さんのコメント...

雲の平さん
先日はお運び頂きありがとうございます。
お陰様で気になっていたことがだいぶ片付きホッとしました。
個人の信仰はいろいろありますが、家族は仲良くしたいですね。
今後とも宜しくお願いします。