2023年4月24日月曜日

馬鹿な俺

 昨日は統一地方選挙の2回め、豊島区では区議会選と併せて区長選も行われた。区長選で投票した若い人は落選したが、当選したのは女性でもと副区長。亡くなった元区長からも要請を受けていたようだし、小池都知事の秘書部長だったとのことだから清新さは感じないが、前任者よりは何かが変わると期待しよう。全国的な国会議員補欠選挙は自民党が4勝1敗と報道されているが、1敗で誰に負けたかと言えば、維新の候補者。維新は野党と言えないと思っているから、野党は全敗と同じ。野党第1党の立憲もはや寿命が尽きたようだ。

先の世の中がどう変わるか知る由はないが、年内に岸田首相が総選挙をやりたがっているとの報道もちらりほらりだ。実現すれば世代交代がまた先送りされることになるだろうが、それも前世からの定めと諦めるしかあるまい。閑話休題としよう。

昨日のブログで防衛相の発言を取り上げて、子供の火遊びと書いたが、そこで「日本は世界第3位の軍事大国」とも書いて違和感が無かったが、今朝になって考えが変わった。軍事大国の根拠は何か?疑いを抱かず書いているのは防衛費(それも多分予算ベースだと思う)世界ランキングに拠ってるだけのこと。これで日本の軍事力を大とか小といって良いものだろうか?それは大きな間違いだと思う。

例えば、今日現在日本は紛争地帯のスーダンに自衛隊員を派遣して在留邦人の救出を試みている。成功することを祈るが、この手の作戦で卑近なことを思い出せば、一昨年のアフガンからの邦人と協力者の救出作戦。救出できたのがたった1人だったことは記憶に新しい。何処かに問題がある筈と自分なりに考えてみて、先ず思いついたのが兵力の基本。いろいろあるのだろうが、兵隊さんの数を見た。兵員数の国別ランクはネットで簡単に調べられる。

兵士数ランキングによれば、1位は中国で約300万人、以下インド、アメリカ、北朝鮮、ロシアが何れも百万人台でベスト5。日本は24位で約26万人となっている。これ一つ見ても金銭ベースとは大分異なる位相が見えてきた。要するに素人は、単純に騙されやすいのだろう。誰が言い出したか「金銭ベースで言えば、自衛隊だって馬鹿にしたものじゃないぜ」古くて世界標準では実用性が無い兵器でも高値で買えば力の評価に繋がってしまう。

実に単純なトリックだが、引掛ってしまったお馬鹿な自分が情けない。

注:先に自衛隊員約26万人と書いたが、これには防衛省の全職員が含まれているので、殺人訓練(とは言っても実弾訓練は諸外国に比べ格段に少ないはず)を受けているいわゆる制服組は精々15万人程度と推定。先に沖縄宮古島海域で殉職された坂本雄一第8師団長の部下はたったの数千人と報じられてる。

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