2022年11月5日土曜日

景気後退

 新型コロナとかウクライナに対するロシアの侵攻とか、他国や他人のことと思い過ごせるかとは正反対、日本はもちろん我が身にも影響大の実感がひしひしの昨今。晩年に至って思いもかけなかった報道の数々で戸惑うばかりだ。これも我が身と関係があるかもと、最近思い始めたことの一つが「景気後退」。年金暮らしだから景気なんかどうでも良いとは言っていられぬかもしれぬ。

未だ日本では大騒ぎになっていないが、それは政府が無計画、行き当たりばったりの弥縫策を講じているからに過ぎないからかもしれぬ。少なくともイギリスの首相はそれをはっきり認めて「ここ3年近くの政策が間違っていた。正常に戻すには時間的に倍を要するだろう。国民の皆さんは辛抱して頂きたい。」要するにインフレ傾向に加えて税金の負担増もあるだろう、との警告を発している。    

大きな会社のことはさておき、日頃世話になっている諸々の商店で考えれば、コロナで客足が減ったところに諸経費負担増と物価高に襲われているのだから、過去3年で景気が良くなっていることは考えにくい。イギリスの首相が言うところと似た状況だろう。商店の景気が悪いということは関係する中小企業も景気が悪い状況は同じはず。遡って考えていけば、大企業にしても同様ではないか?年金暮らしは改めて言うまでもなく、節約を強いられる条件が続出している。

売り買いが単純な農家にしても同じかもしれぬ。昨日いつのように長野県産コシヒカリ5kgを米屋から届けてもらった。ある程度の値上がりを予想していたが、案に相違して従来通りの2千5百円。「値上げは無かったの?」と聞くと「他の米は上がったりしましたが、長野は5キロには反映されないほど比較的少なくすみました。」で、ホッとした次第。何れにしても、今のところ我々庶民への影響は未だ序の口で、どこかの時点でイギリス国民に習うことになる可能性が高いと覚悟を決めた。    

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