2022年10月1日土曜日

自民党の将来

 ロシアは大変なことになってしまったようだが、なにかコメントする能力も無いし、資格も無い事は分かりきっている。むしろ日中国交回復50周年の祝福が寂しいことには一言ありたいとは思うが、これもどう言っていいか正直分からない。一言だけ「昔の政治家の方が、現在のお坊ちゃん政治家諸氏と比べて見るに、格段に優れた判断力があったように思う。」

半世紀前の日中政治家の判断が、その後の両国、世界に文明の進歩や発展を齎したことだけは誰も否定出来ないだろう。最近の日本は、これが政治家のすることか、とか、この判断は将来に如何なる発展でなくて、後遺症を残すかと心配になることが多すぎる。あまり心配しても始まらないが、日本の坊っちゃん政治の終わりの始まりなれば結構だと思っている事件が、安倍元首相の不慮の事故死で起きた気がする。安倍氏がいなくなったことで自民党最大派閥が消滅することだけは確かだと思う。

そのことから自民党そのものに大きな変化が現れ、自民党が分裂して勢力が弱まることを期待したい。その思い通りにはいかぬかもしれぬが、自民党内部事情だけで見ればその方向に向かっているように思う。国民だって馬鹿じゃないから、そういつまでも定見のない政党に投票するとは限らない。自民党政治家の口癖である国家の危機が本物になってくれば、方向性が定まらない政治家を支持する訳は無いだろう。もちろん自民党政治家でしかも二世議員であってもまともな人材もいる。

愛媛選出の村上誠一郎氏、氏は元なにかの大臣にまでなっているので当然国葬に参列すべきだったのだろうが、以下のように述べて参列しなかったらしい。「安倍氏は、財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ。」極めて真っ当にも聞こえるが、自民党内は大紛糾、罷免させろの大合唱だろう。党員資格を失えば次の総選挙は先ず落選決定のようなものだ。自民党なる政治家から見れば魔法の器にヒビが入り始めている可能性もある。

衣替えの10月1日に相応しいメッセージなれば幸いだ。

0 件のコメント: