2022年9月17日土曜日

平和な日々

 現在の自分を考えるに自慢できるような物は何も無いが、「自由」だけは十分持ち合わせている。嘗て福沢諭吉翁なども言っているが、人間にとって何よりも重要視すべき価値はこの「自由」とのこと。我が身を思うと実際にそれを手に入れた現在かもしれぬ。しかし最近はこの点に関して少し疑問も感じ始めた。もっと重要な価値観は「平和」ではないだろうか?自由は個人の問題だが、平和は個人だけでは作れない。近くに平和を望まない人が居たりしても難しいし、自然環境で脅かされることもある。

煙草の味を覚えたての頃、安くてフィルター付きのHi-liteを吸っていたが、通の人は横文字の「PEACE」を好む人が多かった。けれど最近は煙草自体が流行らないし、世界中争いだらけ。宗教までも争いの真只中にあり、祈りもへったくれもあったものじゃない困ったご時世だ。どこぞの国では一時麻薬とされた大麻を自由化しているらしいが、そこまで言うならせめて煙草ぐらい好きなだけ吸えば良いようにも思う。好きなように煙草を吸っているのは外で車座になっている職人さんたち。サラリーマンや学生は吸わなくなっているようだ。例外は我が孫の一人だけ。しかし彼も、食後皆が居る席を外して遠慮しながら吸っている。

やはり「自由」と「平和」の併存は難しいのだろう。

話が変わるが中東のレバノンと言う国家。元日産の会長カルロス・ゴーン氏の母国で、彼が日本で犯罪者となるのを嫌って逃げ帰った場所だが、この国が超インフレで、ついに国家破綻に追い込まれたようだ。人民が暴動を起こして銀行を襲撃している。銀行を襲えばドルが入手できるのだろうか?素人考えでは、もう銀行にもドルは無いようにも思う。基軸通貨なる意味もよく分からないが、アメリカ経済だって威張れたものじゃないようにも思う。殺し合いを煽ったり、経済破綻の元凶になったり、、アメリカの為政者は人類の「平和共存」を如何に考えているのだろうか?

日本は比較的平和であり、あまり争いごとは得意ではないが、指導層の中には好んでそこに頭を突っ込む人間も多い。1億人を超える人間の価値観が一枚岩なるのは難しいだろうが、そこに向かわせる風を吹かせるのが指導者の役目の筈だ。

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