2022年9月5日月曜日

儚き想い

 昨日、狭い我が町内でもコロナ禍で大きな変化が起きていることを知った。昔は我が家の真ん前でそば屋を営んでいて、7,8年前に店を畳んで、道路1本離れて50メートルほどの中古住宅に越した女将さんとばったり出会った。昔はいつもご夫婦二人連れで歩いているのを見かけたが、最近見かけず、どうしてるかと思っていた矢先のことだ。思わず立ち止まり長話になってしまった。ご主人が先月18日に急性心不全で急逝されたとのこと。家の新築なったばかりで、古い仏壇を処分してしまったので、まだ仏壇が間に合わず、今日は巣鴨お地蔵さんの縁日なので、お参りを兼ねて仏具を買いに行くところだったとのこと。我が家とは丁度逆で、女将さんは毎週プールで泳いでいるとかで元気な様子。

葬儀は家族だけ、10人以下に制限されていたのでまともには行えず、取り敢えずお骨にして急拵えの壇に置いてあるだけらしい。更にびっくりしたのは、我が家の正面3軒のお年寄りが最近立て続けに亡くなってしまったとのこと。確かに言われてみると、少し前までよく見かけたお年寄りの姿を見かけていない。若い娘さんや奥さんたちとは時々会話はしてるが、まさかそんなにあちこちでお年寄りが亡くなっているとは知らなかった。蕎麦屋のご主人は殆ど同じ年齢、1年に一度の老人健康診断は受けてはいたようだが、最近は歩くのが苦痛になっていたとのこと。それでも自転車に乗って近くの麻雀屋に通うのが趣味だったとのこと。あの親父さんがパチンコでなく雀荘通いとは知らなかった。

本当にあっけなかったと女将さんは言う。普通葬儀となればどこで行われようと、そのお宅には人の出入りが増えて、近くなので気配を感じると思っていたが、最近はそうではないらしい。明日、足場の解体で来る畳屋さんは町会の役員なので詳しく聞いてみたいが、人生の儚さが我が身にも迫る。週の始まりでもある月曜日なので、少し明るい話題にしたかったが、不景気な話題になってしまった。長いこと国会も開かれず、今週やっと臨時国会が招集されるとのこと。政府が旧統一教会問題と安倍氏の国葬問題に関してどんな発言をするか世間は注目してるが、諸外国からすれば余りにセコすぎて殆ど関心がないだろう。

どの国でもインフレ対策や来るべきの冬に備えてのエネルギー対策、西欧vs反西欧諸国間の主導権争いで頭が一杯で、日本のことになんか関わっていられない、が本音と思う。そうした意味で日本政府は本当にノーテンキだと言わざるをえない。安倍政権以来の閣議決定で憲法まで踏みにじる体制を未だ維持できると思っている。天網恢々疎にして漏らさず、と俚諺にある通り、不正をなす者が長続きする筈は無いと信じたい。

2 件のコメント:

雲の平 さんのコメント...

この齢になると、知り合いの方の訃報を度々お聞きします。
ご無沙汰しながらもお元気かと拝察していた同年配の方が
お亡くなりになったとのこと、山仲間でお参りに行ってきました。
せんかわさんどうぞお体を大切になさいませ。

senkawa爺 さんのコメント...

雲の平さん
何時もコメントをありがとうございます。
仰るとおりですね。本当は家内の時に来て頂いたご近所に関しては、弔問に伺わなければならないのですが、性格な情報が得られず未だ躊躇しています。