2022年7月30日土曜日

さっぱり分からぬ

 ロシアのラブロフが外務相が「ウクライナのゼレンスキー大統領退陣まで軍事作戦をやめない。」と明言したそうだ。たしか旅先のエジプトだったと思う。氏はこの後アフリカのずっと南の方にまで下って数ヵ国を訪問している。アフリカ大陸にいくつ国家があるかも知れぬが、同時期にマクロンフランス大統領も数ヵ国を訪問したとのこと。日本でも報道されたから承知しているが、これら先進国首脳の行動がどんな意味を持つか知りたい。

日本にもロシアやウクライナ事情に詳しい専門家が居て、テレビ番組に招かれ、放送局側に言わせれば「現状や未来を詳しく読み解く」筈だが、納得できた例がない。ましてや中央アフリカ大陸関係ともなれば、専門家が存在するのかさえはっきりしない。フランスの場合は昔から外人部隊が有名だが、ロシアの場合はワグネルと名付けられた民間の戦争請負会社がアフリカ諸国の紛争に介入しているらしい。

そもそも民間の戦争請負会社を海外で活用し始めたのはアメリカだと理解している。従って、現在でもウクライナ戦争に直接関与しない建前を取っていても、実態的には相当数の軍人もどきがウクライナに協力してるに違いあるまい。もちろん費用はアメリカの公金、即ち税金だと思うが、こういった支出がどのように公正かされるのか?どこの国もインチキ臭いことだらけだ。

先進国の中でもイギリスは政権がひっくり返って無政府状態。来月にならないと国がまともに機能しないらしいから措くとして、アジアから唯一G7に参加している日本も存在感がまるで無い。トヨタだけが世界最大の販売量を誇っているが、来年の見通しは立たないらしい。北半球は熱波に覆われ、世界のあちこちで大規模な被害が発生している。日本で被害が少ないのが不思議なくらいだ。

経済と安全保障で杖とも柱とも頼むアメリカに言われて「何でも仰せの通りに畏まって候う。」も結構だと言いたいが、結構では済まなくなることが起こる可能性がありはしないか?肝心のバイデン大統領の元気が無い。中国に妙に反発してるが、習近平氏から軽くあしらわれ、国内的にはインフレが抑えられず、中等の同盟国サウジアラビアまで足を運んだのに、皇太子に馬鹿にされてしまった。その悪皇太子がフランスを訪問して、マクロン大統領に甘い言葉を囁いたとすれば頭にくるのも仕方ない。

兎に角世界には戦争好きな大国がいっぱい、当分平和にはならぬだろう。日本としてはこれを無視して、再び半導体生産で世界に冠たる国になることでも夢見たい。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

>日本としてはこれを無視して、再び半導体生産で世界に冠たる国になることでも夢見たい。

大拍手です。
ソニーにしろサンヨーにしろ、東芝なんてハナも引っかけられない時代の、我こそはという熱気に戻りたいですね

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
何時も貴重なコメントをありがとうございます。
>ソニーにしろサンヨーにしろ、東芝なんてハナも引っかけられない時代の、我こそはという熱気に戻りたいですね

夢のまた夢なのでしょうか?