2022年7月26日火曜日

歌謡曲

 天気が悪い上に不愉快なことが多いこの頃だ。そんなことばかり書いてると余計健康に悪いので気分転換のために全く違うことを考えた。何度も書いているが、我が家はどうも音楽的素養がない。言わば全員が音痴で、家族の宴会などで甥や姪が聞いてる機会もあったと思うが、笑いを腹の中にこらえていたことだろう。男兄弟5人の7人家族だったが、母が歌うのを聞いたことが無いような気がする。いや、小学生時代に謡の先生が来て座敷で稽古をしていたことを思い出した。

父は通信簿で音楽が赤字で2とか1と書かれていても、音楽は学問じゃないから気にしないと言っていたくらいだから推して知るべしだ。しかし音楽は少中学時代の必須科目、高校受験には試験科目だ。それは別にしても、子供の頃から歌は好きでひばり、チエミ、いずみの三姉妹の流行歌など、鉱石ラジオでこっそり聞きながら覚えたものだ。長じて一緒になった家内が学生時代にコーラス部にいたとかで音楽が大好き、我が家系の音痴を心配してレコードなど沢山持参して聞くこと勧めてくれた。

家内が心配していたのが「音感は男系遺伝の傾向」だから、娘たちのことも心配していた可能性が高い。我が家と正反対のことがあるようで、昨日の朝NHK「演芸図鑑」に出演していた島津亜矢さん、お母さんが大の演歌ファンで、彼女がお腹にいる時から演歌を聞いて育ったらしい。この胎教効果が抜群で三歳から歌い始めて小学生時代はのど自慢荒らしだったとのこと。たしかに彼女は歌が上手だと思う。昨日の話では、お母さんが「歌は15分でメロディーから歌詞まで覚えなさい。」として躾けられたとのこと。

司会の桂文珍師匠だったと思うが「うちの弟子たちにもやらせてみたい。」彼もびっくりしていた。代わりに彼女も楽譜は未だに読めないらしい。演歌歌手で楽譜を読めない話は美空ひばりさんを筆頭に沢山聞いている。坂本冬美さんもその一人だが、彼女は師匠の猪俣公章氏に「楽譜を勉強させて下さい。」と申し出たら「演歌歌手が楽譜通りに歌う必要はない。」と怒られたとのこと。勿論同じ演歌歌手でも五木ひろし氏なんかは楽器をよくこなすし、作曲ま手掛ける歌手も沢山いる。

音楽を大学まで勉強した人たちで構成されているコーラスグループ<フォレスタ>の「日本・こころの歌」(BS日テレ月曜19時から)も素晴らしい。才能とか感性は様々であっても歌には心を癒やすなにかがあるのは確かだ。

2 件のコメント:

雲の平 さんのコメント...

こんにちは。いつもと違う話題だったので喜んでコメント書きます。
伯母様は、楽譜を見ながら歌をうたっていらしたことはありませんでしたが、
楽しそうに鼻歌を口ずさんだり、女子大で教わった讃美歌を歌詞までよく覚えていらしたので私と一緒に歌ったことが何度かありました。
「神共にいまして、行く道を守り、あめのみかてもて‥‥」これはまた会う日までという讃美歌の出だしの部分です。伯母様が愛唱していらっしゃいました。
私の育った環境もけして音楽的ではなかったのですが、母方は結構歌がうまい
人もいました。私は今毎週教会に行っていますので音楽にふれる機会が多いです。楽譜はあまりよく読めません。
秋には軽井沢大賀ホールでピアノコンサートがあり今から楽しみにしています。

senkawa爺 さんのコメント...

雲の平さん
コメントをありがとうございます。
母も喜んでいることでしょう。
弟の美術もそうですが、年寄りになった今思うのは、多くの知識より自然や芸術への感性の方が遥かに大切だと言うことです。