2022年7月22日金曜日

聞き飽きたコロナ対応

 今朝は早朝から蒸し暑く、9時頃から半時程激しい雨になった。雨が上がった11時頃から銀座まで出かけて昼食をして、買い物など済ませて帰宅したのが2時過ぎ。最初は曇っていたので気にならなかったが、午後は流石に足取りが重かった。ブログを書いている現在、青空で爽やかな風が吹いている。気象のことは何も分からないが、今朝の雨で梅雨が明けてくれることを祈りたい。

コロナの新株(オミクロンba5)が急拡大しているが、専門家(児玉龍彦氏と松本哲也氏)に言わせるとコロナ収束の目処はなかなかつかず、現在流行中の新株もやがて新規感染は下降傾向になるだろうが、既に更に新しい株が南アフリカで発生しているので、これが欧米経由で日本に上陸するのは必定とのこと。要するに既にコロナ禍を3年も経験しているのだから、新しい考え方をする必要がある。即ち、感染症の2類だとか5類と言った議論はもうやめた方が良い。

欧米先進国は最近新規感染者の発表をしなくなったり、マスクのことなどもやかましく言わなくなっている。これは指導者たちが対策をギブアップしたのではなく、だいたい国民の3割近くが感染していることを前提に対策を講じている。即ち、ある程度までは自己責任で感染のチェックを促しているが、病院に駆け込んできた時、病院側が十分に対応できるよう検査キットや治療薬に困らないよう配慮しているのが現実。

ところが日本は相変わらず2類に拘り、保健所を中心とする対策に終止している。従って発熱外来のある特別の医療機関以外での診療お断りが継続しているのだ。コロナ禍での死者数は第6波に比べるとまだ低く見えているが、実際は基礎疾患を持っている高齢者が、基礎疾患で亡くなるケースとか、まともな検査が受けられずに自宅で亡くなるケースが増える可能性が高い。一刻も早く全国のどこ病院でも駆け込んでくる患者に対応できる準備をすることを政府は急務と考えるべきだ。

何事もそうだが、コロナ禍のように全国を覆っている疫病神のフェーズが明らかに変わっているにも拘らず、政権に根本的対策を考える気は無いらしい。新株の流行は未だ当分続くが、経済を優先しながら推移を注意深く見守り、適時適切な対応を取っていきたい。といつもの通りの発表。要するに何もしないと宣言している。政府にもアドバイスをする専門家集団はついているが、政府は彼等の意見を聞いた上での発表だ。全ては聞き飽きた。

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