2021年11月10日水曜日

茶番の臨時国会

 年金暮らしだから無駄遣いは許されないし、無駄遣いをする気もない。それでも家内が残してくれた蓄えを毎月減らしているのは、本当に申し訳ないと思っている。後何ヶ月或いは何年生きるか知らないが、ひょっとすると「お父さん或いは爺様は何にも残してくれてないのか?」とがっかりさせてしまうかも知れない。父は「我が家の家憲は西郷南洲翁と同じで、児孫のために美田は買わず。」が口癖だったが、5人兄弟全員に家を1軒ずつ残してくれた。二人の娘がいるが、家2軒は無理にしても1軒だけは残したいものだ。

小市民の家計と国家の財政を同列に論ずることはいけないかも知らぬが、日本の無駄遣いは会計検査院の指摘を待つまでもなく目に余るものがある。ただ会計検査院のスタッフも限りあるだろうから、毎年公表される報告書が無駄遣いを網羅しきっていないことも明らかだし、適切であるかも疑問が残る。検査院は指摘しないが、茶番国会開催の報道で、国会そのものが大いなる無駄ではないかとの思いだ。先日総選挙が行われ、今日から岸田第2次政権となるとのこと。

総選挙のポスターが街のあちこちに残骸を晒して哀れを誘うが、総選挙に費やされた国費は幾らになるのだろう?昨日までの第1次岸田政権とは何であり、1次と2次の相違は何か?国民一人として言わせてもらえば、総選挙に費やされた国費の意味が全く分からない。これを無駄遣いには相当しないと言えるのだろうか?今日から数日国会が開かれ、衆議院正副議長が専任され、首相に岸田氏が選ばれて第2次岸田内閣の発足は夜になるとのこと。

但し、外相以外は何もしてない前任者が居座ることが既定路線。なんとか会議を幾つか新設してお茶を濁すらしいが、その事自体が既におかしい。だったら選挙前の内閣で設定すべきだろう。兎に角おかしいことだらけだが、誰も言わないので敢えて言わせてもらった。

今回の選挙で初めて当選した人にとって意味のある国会だろうが、改めて首相の施政方針演説があるとすれば、つい先日聞いたことの繰り返しに過ぎない。これは茶番としか言いようがないだろう。国会は1日の開催で1億円以上のコストが必要と聞いた気がする。子供に満足な朝飯も用意できないほど困窮してる世帯の人々はこれをどう聞くかだ。「自分は市民の声を聞く力を持っている。」なんてチャンチャラおかしい。

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