2021年11月1日月曜日

選挙結果:雑感

 昨夜は前日の山歩きの疲れも大分残っていたので、総選挙の開票が行われる夜8時から風呂に入ったりして、そのままテレビを一切観ずに寝てしまった。真夜中2時頃手洗いのため起きて一瞬テレビを点けると、自民が既に単独過半数超え、立民がボロ負けの100議席割れだったので、すぐ消して再び4時過ぎまで熟睡した。今朝になって6時からいつも通りNHK・BS1「海外ニュース」にしたが、これもG20とCOP26一色で面白くない。結局デジタルに切り替えてNHKとテレ朝で9時まで。選挙報道を一通り観て結果を大体理解した。

総選挙結果は、選挙に入る前から評論家の一部が言っていた通り「勝者無き総選挙」だったかもしれぬが、個人的思いとしては、1票を投じた立民の候補者が比例復活で復活。これは良いのだが、比例で入れた共産党が当然落選。全国的にも立民、共産が大幅に票を減らして現有勢力を大きく割り込んだ。4野党の候補者1本化政策が間違っていたとする声が大きい。確かに岩手の小沢一郎氏、茨城の中村喜四郎氏、長野の篠原孝氏にすれば、今回の1本化政策の何処かに間違いがあったとして、執行部を責めることになるだろう。

衆議院と少し異なるが、長野市長選も関心持って見守ったが、これも長野高校の後輩ではなくて、群馬県出身の元オリンピック選手の荻原健司氏が当選した。長野市と如何なる縁があったか分からないが、血縁的に無縁だったとすれば初めてかも知れぬ。何となく政治の世界には全国的に世代交代の波がひたひたと迫ってきてるような感じがする。これは決して悪いことではなく、一種の必然かもしれぬ。自公政権にしても勝った々々と喜んでばかりは居られない。数では勝っても、党の最高責任者幹事長が小選挙区では負けてしまったし、愛媛では初代デジタル大臣も負けてしまった。派閥を率いた石原伸晃氏に至ってはバッジまで失ってしまった。

一つどうしても理解できないが維新の大躍進。野党を自称しながら、実態的には自民とべったりしてることだけは確かだと思う。今回の選挙に投じられた金額も馬鹿には出来ない筈。これを時前で調達出来るほどの資金力は何処にあったのか?関西では兎も角、なんで箱根を越えて関東平野にまで進出できたのかが分からない。理由を明快にする解説も未だ聞けていない。

この結果を受けて政治がどのように変化していくかは分からないが、取り敢えずは7月の参議院選を待つしか無い。ひょっとすると日本でもヨーロッパで顕著なように、政権交代可能な2大政党の考えは最早通用せず、多種多様な政党が乱立する時代に入るのかも知れぬなんて思ってしまった。そうこうするうちに抜きん出た指導者が現れると、大方ヒトラー見たいことに成りかねない。とすれば、この辺で与野党の優秀な政治家が総退陣して、後は若い人たちに任せるとするのも一つの考え方だ。年寄りには先のことが見えないことが幸せなんだろう。

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