2021年9月24日金曜日

遺言

 これから似たような日が増えるのだろうが、今朝はブログのネタが思いつかず困ってしまった。今やブログが数少ないルーチンワーク、昼前には少なくてもテーマを決めて少し書いてみる習慣になっている。朝6時頃からワールドニュースを観ないまでも、モニターに背を向けながら音を聞き、7時からは飯を食いながら観ることにしているので、世界の動きは凡そ分かる。後片付けをしながらもテレビワイドショーも何となく観てるし、9時頃からはパソコンを立ち上げてメールをチェックする。

これで世の中の動きはだいたい分かるので、その中からテーマを適当に選ぶのが普通のパターンになっている。ところが今日は10時頃になっても因縁の付け所が無くて弱ってしまった。仕方ないから散歩にでも出かけようと、池袋から地下鉄で竹橋まで行って昼食を摂った後で皇居を半周してみた。なにか思いつかぬか考えながら歩いたが、100メートルが非常に長く、とても1分やそこらでは歩けないことが改めて分かったことぐらい。北の丸公園から飯田橋に出ようとしたら武道館前で交通止、しかたなく戻って桜田門まで半周した次第。

有楽町線に乗り込み、ふと前を見ると週刊現代の小さな広告が目に入った。ああ、週刊誌も遂にこんな小さな広告になったか、と思いながら目を凝らしたが、目が悪くなっているので小さな文字が読めない。千川駅で下車する前に立ち上がって態々反対側に歩み寄り、前に座っていたお姉さんが変な顔するのを無視して読むと大変ためになることが書いてあった。最後の最後にテーマが見つかったので早速披露させてもらう。「人生最後の選択」である。

確かに80歳を超えれば様々な問題は人生最後の選択かもしれない。宣伝文句は次のように書かれている。「終の棲家、富、墓、健康診断やクスリとの付き合い方、老人ホーム、再婚、生前贈与・・・・人生の終盤に迫られる選択は一度間違えるとやり直しがきかない」実にうまい文句だ。実はブログを書くために最新号を大枚540円払って購入したが、宣伝文句で一番印象的だった記事が見当たらない。

それは「遺言は書くな。書いたら終わりだ」書かなきゃいかんかなと思っていただけに強烈だった。540円損したような気もするが、編集子の言わんとするところは「年寄は余計なことを考えるな、するな。」に尽きるのかもしれぬ。先日次女も似たようなこと言っていたような気がする。

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