2021年9月9日木曜日

このブログ

 読者の皆様にはご推察の通り、このブログは極めて大事な老後の楽しみである。mixiで日記を書き始めたのが2005年10月だから、既に15年以上になってしまった。当初は日記だから身辺のことを思いつくままに書いて、家内にも自慢していたが、他人に日記を公開するなんて碌な事にならないから止めなさいと注意されていた。当時は未だ現役で起業して間もない頃。

仕事はウェブサイト(ホームページ)管理で、まわりにその関係の技術スタッフが沢山いて、家で不評の代わりに彼らが大いに盛り上げてくれていた。曰く、時代の要請だからできるだけ多く書くべきだ。更に時代が進み、ツイターとかブログと言う言葉が流行り始め、一人のスタッフがそのブログを薦めてきた。彼は映画マニアで、映画関係のブロガーになっていた。どんなブログが良いのか聞くと、何でも良いのですとのこと。

ではと、取り敢えずテーマも無しにgoogleの無料サイトBloggerに「たかが一人、されど一人」と訳の分からぬタイトルを付けて日記を移行したのが2009年の4月。最近は殆ど毎日書いているが、この月は13日しか書いていない。当時から読者数をカウントしてたかどうか忘れたが、読者を増やすために自分で吹聴したりしたし、日本ブログ村なんてところに登録したりしたこともあった。そんな具合で宣伝に努めたが、読者はそんなに増えず、却って家内の姪のことを書いて一騒動起こし、家内からすごく怒られた記憶がある。

以来10年以上書き綴ったブログは3500件近くなっている。仕事をやめてしまったしブログの指南をしてくれた友人の技術者も久しく会っていない。彼の映画のブログはそれなりに読者も多かったようだが辞めてしまった。この書き綴った量は紙にすれば相当な量になるだろうが、量が気にならず、好きな時に好きな箇所を読み返せるのがブログの長所と言える。

2009年4月1日の短いブログは次のように締めくくられている。

頑張ると言っても歳でもあるし、何をどうするのかは分からない。明日以降も今までと同じように同じようにやるだけだろう。何と言っても取りあえずは健康維持だな。「無理をせず、しかし怠けずに」「高望みをしない、身の丈に合うことを考える、急ぐ人には道を譲る」

こんなことを書いたのは最近読者数が増えてることに気がついたからだ。増えると言っても100人前後だった読者が5割くらい増えてるような感じ。理由はもちろん分からないが嬉しいことに違いはない。


3 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

なるほどです。
私のブログ生活も紆余曲折があり、数度は古いブログを止めては再開を繰り返しました。
今さらながら、当時は忘れるはずが無いと思って消してしまった古い記事が惜しまれます。
今使っているブログは、未来の私への手紙です。
最近はパソコンの記事が増え過ぎてきたので、内容をどうしようかと迷っています

tak さんのコメント...

年を取って読者数が増えるとは喜ばしいことで一読者としてもうれしいと存じます。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントをありがとうございます。
コメントが少ない輪がブログで、貴兄のコメントは唯一の宝物です。
情報収集力も無くなりつつある今、ネタ不足にも悩んでいますが、引き続きの応援を宜しくお願いします。

takさん
ご無沙汰しています。
上記コメントの返事にも書いた通り、書くことが失くなって遂にブログにまで来てしまったかの感があります。
やはりコロナ禍の影響で、世相にも政治にも変化が見られず、乗っているエレベータが下降している感触だけ感じる昨今です。