2021年7月30日金曜日

コールセンター

 世の中が複雑になってきてるので年寄りはまごつくことが多い。その一つに電話がある。昔は自宅に電話があるのがある種のステータスだった時代すらあるが、今や電話は個人が持つもので小さな子供でも持っていることがある。当然ながら相当な爺さんや婆さんでも携帯電話を持ち歩くのが当たり前だ。小生も人並みに25年ほど前から携帯電話を持つようになった。それなりに重宝して使っていたが、これが所謂ガラケーと言う代物。

3年ほど前にネパール旅行に誘われた時、カメラの代わりにと薦められてスマホを購入したが通信機能は無視し、電話は相変わらずガラケーに頼っていた。しかし送られてくる料金が馬鹿に高く感じられたので10日ほど前にキャリアをドコモからAUに乗り換え、序にガラケーをスマホに変えた。新しいスマホはガラケーより使いやすいので、早く切り替えればよかったと思っているくらいだ。ところがスマホ購入の際、AUショップ店員の「電気料金を電話料金に合算するとお得です」との勧めに軽く応じてしまったのが間違いのもと。

厳密に計算すれば得になるのだろうが、性分的にポイントが貯まることに興味が湧かない。この申込を取り消すために今日は1時間以上時間をかけてしまった。申し込むのは店で「良いよ」と言っただけだが、自分の言葉を取り消すにはそれなりの手間が必要なのは当たり前だ。AUコールセンターの担当者も3人交代しながら辛抱強く対応してくれたが、こちらも相当辛抱したつもりだ。時間がかかった最大の理由は、こちらが既に電気料金をガス会社に一括する契約をしていたことにある。

AUのコールセンターがどこにあるか分からぬが、電気担当とガス会社の担当が別になっていることだけは間違いない。実は次女が最近人材派遣会社との契約でコールセンターに勤務している。たしか先月までは東京ガスのお引越しサービスの仕事、今月からは東京都の休業保証金申請のサポートと聞いている。コールセンターと聞くと所在地が沖縄とかが多いと聞くが、娘の場合は何故か東京のど真ん中だ。しかも時給が結構高いらしい。それでも採算が取れるのだから、このご時世でも儲かってる企業もあるものと感心している。

コールセンターで明らかに外国人訛りの対応を受けるは、パソコン関係の相談窓口。GAFAM等は電話サポートは殆どしないようだが、友人のお嬢さんがマイクロソフトの電話サポートをしていると聞いたことがあった。果たしてどんな相談を受け付けるのだろうか?兎に角ワクチン接種の予約一つ取るにも複雑な手続きが必要な時代。コールセンター業務は我々の時代には全く無かった新しい産業形態の一つだ。我がサラリーマン時代の殆どは営業職であり、これはどんな会社にもあった部所で、当時は殆どが大卒だったが、実態は頭より胃の腑が丈夫であることの方が重要だった。コロナ後の世界はこんな矛盾だらけの部所が無くなるかもしれない。

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