2021年5月10日月曜日

興味半減

 余談;「本論とは無関係ながら。今日の午後突然気がついた。今日から平日なのに、近くにある2軒の保育園のうち大きい方が、人の気配が全く無い。この保育園は廃校となった小学校を利用して老人ホームが併設され、校庭は区民に開放されている。従ってこの脇を通るといつも賑やかなのに今日は静まり返っていた。何も確認できていないが、コロナとの関係が気になる。」

最年長の孫が既に筑波大々学院の1年生。専攻は情報類(筑波大は学部とは言わない)で、AIを勉強していると言っている。と言われても殆どイメージがわかないのが困ったことだ。AIとは高性能のコンピュータを駆使する人工知能とい言うことは知っている。近年これが如何に発達しているかについては、囲碁の世界で見ることが出来るとも知っていた。昔と言ってもそんな昔ではない、精々15年くらい昔のことだ。

その頃は未だ池袋の碁会所に通って少しは強くなりたいと思っていた。碁会所の席亭とも親しくなって無料で指導を受けたりしていたことが懐かしい。この席亭は嘗て早稲田囲碁部の主将か何かをしていた人で、しかも理工学部の出身者。前にも書いたことがあると思うが、この人が「コンピュータがどんなに頑張っても人間の頭脳には及ばない。一流のプロ棋士に勝つことができる日は我々が生きてるうちには来ないだろう。」事実当時の先進的囲碁ソフトでもプロ棋士に対して4目か5目のハンデをもらっても勝つのが難しかったと思う。

それが今は、プロ棋士の大部分がAIを搭載した囲碁ソフトに教えてもらう時代になっているらしい。中国で数年前に強い囲碁ソフトが開発されて、その後日本でも匹敵するものが出来たというところまでは知っていた。昨日のNHK囲碁の時間でそのAI囲碁ソフトのことが紹介された。ソフトの進歩は凡人の小生には驚異的で、現在プロ棋士を負かすような強い囲碁ソフトが多数市中に出回り、プロ棋士が競ってそれを利用して研究に励んでいるとのこと。事実昨日のNHK杯トーナメントに出場したベテラン棋士(55歳)が若い棋士(27歳)に負けを喫したが、解説者曰く「ベテランの方が少しAIについての研究が不足していた可能性はあるだろう。」

この放送を見終わって、つい先日まで最も熱中していたネット囲碁も、興味が冷めてきたように感じ始めている。正直なところ、囲碁が面白くて毎日のように打っていた理由の一つは、囲碁には人間には極めきれない何かがあるとの思いだ。このところめっきり弱くなったにも関わらず、迷っていても精進を続ければ、いつかどこかで新たな道が見つかる筈、との思いがあったからだ。しかし、AIを使えばその道が簡単に見つかってしまうらしい。それでは囲碁の面白みが無くなってしまうではないか。人工知能とは聞くだにおどろおどろしいが、これからは想像を遥かに超えた世界に入っていくのだろうが、そのことは既に興味が無い。

2 件のコメント:

tak さんのコメント...

全く同感。AIの世の中なんてつまらない。

senkawa爺 さんのコメント...

takさん
こんにちわ、お変わりありませんか?
私はお陰様でまずまずです。
しかしコロナが強毒化しているそうなので、ビクビクしながらの毎日です。