2021年5月2日日曜日

おそ松くん

 昨夜も高校同期生のリモート団議で面白かった。皆が日本の不甲斐なさと、この先の見通しが良くないことを嘆きあったものだ。どうしてこんなになってしまったのだろう?東京の永田町、霞が関には優秀な人は沢山いるだろうに。との意見が多かったが、小生は持論の「どんな組織であっても、トップ以上の力量は発揮されない。」を披露して政権トップが変わらない限り、日本は良くならないだろうと悲観論を述べた。

そこから結局は選挙制度に話が及んで、外国の例などを引きながら投票率を上げる方法が色々出された。中でできればそうなってほしいと思うのが、投票の義務化のように思う。国政選挙で投票が選挙の度に50%を切ることが常態化するなんて異常で、国民が如何に政治に失望しているかの証拠ではないか。参加者はいつも6人で、小生以外は外国に長期在住経験者が2人に他の3人も仕事の関係上外国との付き合いが多かったので、話が大変興味深い。外国に住んでみると日本の金融機関が如何に世界を無視しているか、或いは無視されているかがよく分かるらしい。

外国の年金を受領している二人が口を揃えて言うのだから間違いないだろう。日本の良い点もなにか一つぐらいは話題に上げたかったが、残念ながら話題の提供は出来なかった。当分はお互い我慢のしどころのようだ。それにしても最近のコロナ禍の様相は政府の想定を遥かに超えて、悪化しているのは誰の目にも明らかだと思うが、テレビ出演している与党政治家はいずれも口を揃えて「日本は法治国家だから、それは法律を変えないと出来ないのです。」と言う。報道記者やゲストが「今は非常事態なんだから、これまでは認められていなかったかも知れぬが、こういう方法を取り込んだらどうですか。」

と言った投げかけに対する反応である。言ってしまえば与党政治家は未だに現状を非常事態と認識できていないことになる。昨夜のリモート談義で友人の一人が言っていた。外出を自粛してくださいのお願いは、もう効き目がなくなっているのは明らかだ。いっそ、「もうこの状態ではオリンピック開催は無理です。」とでも言ったほうがインパクトがあると思う。すぐに賛意を表明したが、お金を上げるとかインセンティブがあれば別だが、お願いばかりしていても意味がないかも知れない。若い人に五輪中止の脅しは通用しないかも知れぬが、なにか知恵は無いだろうか?

政治家は手品師ではないのだから、一声掛けただけで何かが生まれたり出来たりすることはありえない。医師会のトップ、看護師協会のトップを呼んで話を聞いたら「看護師資格を持ちながら休養中の方が多いと聞きました。」これで政策決定をされたら、現場で働いている看護師が怒るなんてことは想像できない人が現代日本の最高意思決定者である訳だ。これまでに日本のワクチン接種件数の最高は1万数千件とのこと。オリンピックの件はさておいても、国民への接種が年内に終われば拍手すべきかも知れぬ。

赤塚不二夫さんのキャラを無断借用しました、ごめんなさい。

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