2020年12月26日土曜日

出来ぬそうだ

 やっぱり独り者は辛い、昨夜台所で仕事をしている時スリッパが何かを引っ掛けたようで気になっていたが、今朝見ると長い糸が玉になって転がっていた。未だパジャマだったが、もしや、と気になってタンスを開けて確認すると案の定、ズボンの裾上げの糸がきれいに無くなっている。独身になってすぐの頃、同じことに遭遇して、裾カガリの代用品テープを買い込んだ記憶があったので、方々探したが見つからない。

仕方なく諦めて、裾が落ち着かないズボンのまま朝飯の準備に取り掛かった。探していたテープは安いものだったと記憶しているので、昼頃にでもスーパーで買い直せばいいと思っていた次第。ところが朝飯が終わり、開け放していた仏壇を閉じようと思って座敷に戻って、ふと気がついた。毎朝この部屋のタンスを開け閉めするたびに目にしている裁縫箱がズボンの下に置かれている。裁縫箱はもちろん家内の遺品だが、何かの折に役立つだろうと思って捨てずにおいた物。

ひょっとしたらと思って蓋を開けると、やはり一番上にテープが置かれていた。勿論自分が置いたのだろうが、まさかここに置くとはと、改めて不思議な気がした。二度あることは三度あるとのことなので、使った後また同じ場所に戻した。たまにしか起きない事故への対応は、その時点では相当意識的であっても数年経てば意識の外に流れ出てしまうことを改めて思った。

今日は土曜日、学校や役所は今日から冬休みが多いようだ。テレビに出ているコロナ対策専門家たちは、コロナウィルスに休みがないことを強調して警戒を呼びかけるが、首相からしてそんな問題はどこ吹く風の風情。国民に対して「来月11日までおとなしく家にいてください。」と呼びかけるのみだ。これでウィルスが克服できるなら楽なものだが、そうは問屋が卸さない事だけははっきりしている。

新年が明けて国会が始まるのが18日とか言われているが、その頃には1日の感染者が5千人を超え医療崩壊が全国各地で起き始めているだろう。ウィルスへの対抗手段として世界中から期待を寄せられているワクチン、来年春には日本でも接種が始まるとのことが力説されているが、この効果が果たしてナンボのものかは全く未知数。日本では年末になってから遺伝子構造が変異した新種ウィルスが話題になっているが、そんなことは第2波のさなかの7月16日に参議院に参考人として出席した児玉龍彦東大教授がはっきり述べて、検疫を含む対策強化を訴えている。

半年間も何一つ対策を打つこと無く来ている現在の政府に新たな対策を期待するのは無理に決まっている。方法論が思い浮かばないが、政治指導者、医系官僚全てを更迭して入れ替えるしか方法が無さそうだ。その手の方法は中国のような独裁国家のみで可能で、日本のような民主主義国家では出来ない。との声が聞こえる。結論は座して死を待つのみだ。

2 件のコメント:

村松 光 さんのコメント...

コロナ禍はこれからどうなっていくのでしょうか。午前中は地域の会議に行ってきて、午後はちょっとだけお掃除しました。せんかわさんは奥様が亡くなられ裁縫をされる時が一番大変なのですね。私は女ですが、裁縫苦手ですよ。
リーダーに教えてもらって、皮つきピーナツを針金に刺して小鳥を呼びたいと
木にかけてきました。暮れにそんな事しているなんて、時間の無駄もいいところですが。

senkawa爺 さんのコメント...

村松光さん
いつもありがとうございます。
誰にも得手不得手はあるものです。
私は何でも出来るつもりでいますが、何一つまともには出来ないようです。