2020年12月23日水曜日

多すぎる問題

 今日は書きたいことが多すぎて考えがまとまらない。昨日の段階で明日はこれにしようと思っていたのが朝日新聞の見出しを引用すれば「三井住友FG、広告事業に参入へ データビジネス強化」。元広告屋としてはこのセコさに一言触れたかった。しかし今朝になってみると余りにテーマが小さすぎる。今朝になると「オリンピック開会式、閉会式の演出を依頼されていた野村萬斎氏のチームが解散」が報じられている。

やっとオリンピック開催不能が現実味を増してきたと実感するが、今更ブログで取り上げても、「だから何だ」と言われそうでもある。次は安倍元首相の桜問題。東京地検特捜部が安倍氏本人から事情聴取した事実が明らかになったこと。同時に会計を担当していた秘書の政治資金規正法違反で略式起訴が確定的になったこと。安倍氏本人は不起訴となることなどが一斉に報道されている。勿論検察側の意識的リークに依るものだろう。

報道各社は判で付いたように安倍氏の虚偽答弁の回数の多さを特筆大書してるが、それこそ「だからどうなんだ?」だ。共産党の田村智子氏がきっかけを作った筈だが、その日すら思い出せない。国会でウソを付くことについての罰則は無いらしい。安倍氏にとっては結構なことだろう。現政権を担う菅首相の人気低下に伴って、安倍氏と比較して次のように言う人が多い。「菅氏に無くて安倍氏に有ったもの、それは政治家としての国家観。安倍氏には憲法改正とか思想的哲学的国家観があった。」

携帯通話料金の引き下げや、コロナ禍におけるGo Toキャンペーンの強引な実施にも菅氏に言わせればそれなりの国家観があるだろう。比較して安倍氏の憲法改正にあった国家観とは何だったのだろう?国家の安全保障的見地から軍備を強化する、或いは首相に宣戦布告権限を与えるとか言うなら未だ分かる。勉強不足か生来の頭の悪さか分からぬが、安倍氏の国家観は残念ながら分からない。国家改造を意識するくらいの根性がある人間が、政治の合間にあまり褒められない仲間と頻繁にゴルフなんかしないだろう。

菅氏と安倍氏、表沙汰にはなっていないが麻生太郎氏は、どう見ても同じ穴の狢としか思えない。こんなつまらないことを書いてると自分自身が虚しくなってくる。画一的報道が溢れている中で、最後に一言。好みの問題で好き嫌いはあるだろうが、テレビ朝日の玉川徹氏が今朝の番組で語った一言が印象に残る。「世界に数は少ないがコロナ対策に成功している国がある。それは最初からコロナを根絶させるという覚悟で望んだ国。ニュージーランド、台湾、中国がそうで、それぞれ方法は異なるが現在のところ成功し、結果的に経済も回復基調にある。」とのこと。

ドイツの科学者がコロナは向こう10年程度は存在するとの覚悟が必要との報道もあった。結局問題が多すぎて絞りきれなかった。

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