2020年8月30日日曜日

政治家の言葉

 昨夜数人の友人とリモートで雑談を楽しんだ。話が安倍晋三氏辞任に及んだ時に一人が、各国のトップの演説における説得力について語った。時代が如何に変わろうと、国のトップは国民になにか訴えなくてはならぬ事情が必ず発生する。トップが見据える将来であったり、国民にある覚悟を共有して貰ったり、事情は変わっても共感を得るには自分の言葉が大切だ。その意味からして日本の政治家は言葉が貧弱に過ぎる。

彼はドイツとの戦いに際して国民を鼓舞した英国チャーチル首相の演説を引き合いに出した。外国語が全然なので実際は分からないが、彼の言う通りだとしても、こりゃ日本の政治家諸氏には少し可愛そうな気がしないでもない。ただ政治家の演説に心が揺さぶられた経験がないのも事実だ。現代の各国トップで評判が良かったのはドイツのメルケル首相だった。もう一人の友人がトランプ大統領の下品なまでの演説について語った。あれで熱狂する共和党大会のニュースを観ながら、なんて馬鹿げた国民が居るものだなんて思っていたが、アメリカ人にはあの手の演説が結構効くらしい。

韓国のキリスト教会なんかもそうらしいが、一種のアジテーションで多数の人間が一瞬恍惚状態に陥ってしまうことがよく起きるらしい。だから世論調査で民主党のバイデン氏がリードと言われているが、今後トランプ氏があの調子で「アメリカファースト」を繰り返し絶叫していくと、熱に浮かされた人間が投票所に行き、そうでない人は棄権なんて現象が生じて、どこかで引っ繰り返される危険性が多分にあるとのこと。彼は在米経験が仲間のうちでは最長であり、トランプ氏が好きでもないので冷静な分析らしい。

外国の政治家のメッセージは兎も角、今週半ばからは自民党の総裁選挙になる。どんなメンツになるか未だはっきりしないが、候補者は嫌でも自分の言葉で所信を述べざるを得ない。自民党員でもないので投票権はないが、長期に亘った安倍政権をどのように総括するかが観ものだと期待している。しかし、聞こえてくるのは政策の継続性の重要さばかり。期待は叶いそうにない。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

テーマとまるで異なる事ですが、教えてください。
>昨夜数人の友人とリモートで雑談を楽しんだ。

使っているアプリは何でしょうか?
また、リモートを行うにあたっては、幹事的な立場で会議の開始を段取りしなければならないと聞きますが、誰が口利きをするのですか?

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あな さん
いつもありがとうございます。
今はLineでやっています。
たった5人か6人程度のことですので、特に幹事は決めず、土曜の19:30ころから任意に参加することにしています。
最初は幹事が居て、Zoomでやっていましたが、45分過ぎると有料とのことで変更しました。