2020年7月26日日曜日

老人会報告

昨夜は最近週1回の恒例となった高校同期生6人のリモート集会があり、様々な意見交換が行われた。特にテーマを設けているわけではないが、主要な話題はやはりコロナ。「何だかんだ言っても信州でも感染者が増加しているよ。」から始まった。参加者6人の中でゴルフをしないのは小生だけ。他の5人は9月の半ば蓼科高原でゴルフ会を開催する予定になっている。小生も毎年ゴルフ無しで温泉での懇親会には参加していたが、今年は参加できない。

東京在住だからだけでなく、仮に他県住まいであったとして不参加にしただろう。何度も書いているが、単に臆病なのだ。突然1人が仕入れたばかりの知識を披露し始めた。なんでも京都大学医学部教授の説らしい。京大医学部と言えば同期の友人もいるし、山中伸弥教授に本庶佑教授と人材には事欠かない。名前は聞き取っただけなのではっきりしない。友人はその教授の説を縷々述べたが簡単に言えば「日本人の7割が既に今回のウィルスに感染済みで抗体を持っている。」

友人曰く、だからこれからはコロナの心配をするな、である。たしかにドイツのメルケル首相がコロナが流行り始めた時「国民の7割が感染しないと安心できない」と言っていたのは覚えている。しかし、その教授が日本人の7割感染についていかなる検証をしたかは、少なくとも昨夜のリモート集会ではエビデンスが示されなかった。

次は、日本の政治体制の無責任さ。何事も誰が責任者が不明確だから問題は拡散するばかりで一向に解決しない。この政治体制が若い人たちの支持を受けているのは何故か。結論や意見の一致があったわけではないが、結局我々の世代が、60年代の安保闘争の情熱を忘れ、政治に無関心になっていったせいではないだろうか。ただしこれは飽くまで私見。小生は他の諸氏と異なり、安保闘争には一度も参加しなかったし、長ずるに及んでビジネスで海外に足を運び広い世界を見ることもなかった。

米中対立も少し話題になり、海外在住経験最長の友人がアメリカのポンペオ国務長官の演説を少し解説してくれたが、もっと詳細に聞きたかった。兎も角、米中関係ではどうしてもアメリカ寄りにならざるを得ないようだ。勢い、中韓に関しての嫌悪感を示す友人が多いのも確か。ケント・ギルバードを引っ張り出して儒教批判まであったりして、中国や韓国の教育制度を批判する声も大分あった。このへんは小生の考えと大分異なるので謹聴するに留めた。

何れにせよ、どんな国でも教育は基本中の基本。日本からの留学生が激減していることには憂慮すべきであり、我が孫たちにも是非留学してほしいと思った。
何れにせよ、老人会にしてはやや高尚だったかもしれぬ。

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