2020年7月23日木曜日

匹夫之勇

昨日は正に夕立のような夕方の土砂降り。降り始めの10分ほど前に家を出たのが運の尽き、つい1週間ほど前にもビニール傘を買ったばかりなのに又コンビニで買う羽目に。風が無かったのでまだ良かったが、それでも膝から下は靴の中までびしょ濡れになってしまった。東京は平坦のように思われているかもしれぬが、我が家から池袋駅までは結構高低差もあって坂道では歩道が小川状態になっていた。雷も鳴って激しかった割には1時間ほどで上がったので梅雨も上がるかと思いきや今朝も又朝から降り続いている。

お天気はアンダーコントロールとは行かないから、こんな時にオリンピックを開いていたら悪評嘖々だったことだろう。天気予報がかなり当たるようになったと言っても1年先の天気は予想できない。2021年に開催が予定される2020東京オリンピックの天気が果たしてどうなることだろう。数年前に空梅雨ということもあったが、7月末の集中豪雨は珍しくない。何年か前に黒部五郎岳登山でひどい目にあった記憶がある。

コントロールが出来ないという事ではコロナも似ているところがある。全世界国々が国民の保健と経済のバランスで対策に悩んでいるが、経済を優先させている国も少なくない。しかし日本ほど経済の優先を突出させている国は珍しいかもしれぬ。知る限りではブラジルといい勝負かな、なんて思ったりしている。
ブラジル大統領は自ら感染してるにも関わらず相変わらず強気を貫いているのは感心する国民もいるのだろう。支持者の前で態とマスクを外したりするパフォーマンスを観て、「匹夫の勇」とはこんな人を指す言葉だろうと思った。

日本の「Go To Travelキャンペーン」も似たようなものだ。観光業に従事している家族・親族も居るのでも申し訳ないが、この際は我慢辛抱願いたい。ウイルスの撲滅は出来ないだろうし、治療薬やワクチンの開発には時間がかかりそうだ。現在出来る唯一の対策は検査を拡大して陽性者の発見に努め、陽性者の隔離で抑え込むしか無いことは万人が認めるところ。費用の問題も大きいようだ。ところで「Go To キャンペーン」の総事業費は1兆7億円、この費用を検査体制の整備に充てたらかなりのことが出来たのでは、と思わざるを得ない。

蛇足ながら念の為。匹夫之勇の意味「思慮の足りない人が一時の感情に任せただけの勇気のこと。」即ち我が身自身のことです。

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