2020年7月22日水曜日

旅への思い

いつの頃からかは忘れたが、「海の日」なる祝日が制定されて、夏休み直前なのに変な時期に祝日を作ったものだと思っていた。元々は7月20日だったはずだが、最近の暦はよく分からない。更に今年の暦は摩訶不思議、明日23日から26日までが4連休になっている。何事にも相応の理由があるはずと、ネットで調べてみた。理由は簡単なことで、今年はオリンピックイヤー、明後日24日が開会式だった。そこで先ず従来10月10日だった「体育の日」(最近はスポーツの日と言うとのこと)を明後日に持ってきて、ついでに海の日をその手前に置き4連休を作ったらしい。

憲法でも何でもご都合主義で勝手に解釈を変更するくらいだから、祝日の移動なんぞお茶の子さいさいてな訳だ。最近は梅雨明けがいつかな、とかコロナはウィルスは厄介だなとばかり思ってオリンピックのことなどとんと忘れていた。加えて今は春なのか、夏なのか暦のことなんぞつい忘れていた。これも調べると、来月8日はもう立秋、年賀状すら手抜きをしているので暑中見舞いや残暑見舞いなんぞ何年も書いていない。昔から季節感を大切にするよう誰かに言われてきたような気がするが、一人暮らしをしていると、そのへんの感覚が全く無くなってしまっている。困ったものだ。

政府が何を思ったか「旅行をしろと」張り煽ぎで大騒ぎをしているが、旅行に行きたい人は別に政府に補助してもらわなくても行くだろう。旅行費用が安くなるなら不要不急の旅に出る人はよほど物好きだと思う。マスクをしてまで長距離の交通機関に頼り、着いた旅先でも制限だらけでは楽しくもないように思うが、それでも大勢の人が予約をしているそうだから世の中は不思議なものだ。少なくとも今年は9月に予定していた墓参りのための帰郷すら叶いそうにない。

これも勝手な判断なので、普通ではないかもしれぬ。他人に言われるまでもなく、心のうちに「手前勝手な理由でサボっているだけ」と自省の念も少しある。しかし1年は結構長いので何が起きるか分からないが、来年の今日、目出度くオリンピックが開催されたら、故郷への不義理も詫びながら楽しい旅に出ることができるだろう。

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