2020年6月12日金曜日

老朽化住宅

身体に限らず動きあるものは何であれ、消耗してだんだんと動きが弱まり老朽化するとしたものだが、動き無いものでも長い年月が経つと老朽化するものらしい。大分前に書いたような気がするが、家の前のガス管の交換があり、その時本線から我が家に引き込まれている管からガスが漏れているのが分かった。その時の応急処理で管内にプラスティックのようなものを注入して仮にガス漏れを防いでいた。昨日東京ガスから本格修理のためにのことで、見積もりのために下請け企業の社員が訪れた。

30分ほど家の外回りをチェックした後で家に上がってもらい、詳しい説明を受けた。昨日の段階では結論は出ていないが、検査結果を持ち帰り何通りかの見積もりを提出してくれるそうだ。なんと言っても築後60年の老朽住宅だからガス管だけでも不都合は多々ある。家の中の配管についても相談に乗ってもらったが、築後5年目くらいに購入して我が家としてからだけでも、2回リフォームをしている。

1回目はこちらが単身赴任で大阪在住の時、家内の仕切りでかなり本格的に、設計事務所を噛ませて監理していたので、東京ガスにも図面が残っている。しかし家内が亡くなり、数年前に行ったリフォームは施主もいい加減なら、安さが売りで受注した会社もかなり怪しげ、当然東京ガスには図面が行っていない。こちらが「ここに配管があるはずだから」なんて言ったところでそれを証明できる図面が無いのだから話にならない。検査に来てくれた青年は辛抱強く話を聞き「持ち帰って上司とも相談の上ご返事します。」と応じてくれたが、恐らく期待する返事は出ないだろう。

何事も安けりゃ良いとばかり、世の中のルールに従わないと、後々碌なことにならぬと改めて思った。何事にも寿命はあるだろうが、それにしても60年よく保ったものだ。

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