2020年4月15日水曜日

テレビ CM

町がやけに静かだ。庭のすぐ裏がコインパーキングで7台の車が駐車できるようになっている。普段駐車しているのは大抵何らかの作業員らしく、屋根に梯子などを積んだ大型のバンとか軽トラックが多い。夜駐車して朝早く、早い人は5時過ぎくらいから出始め、こちらの食事が終わる8時頃にはあらかたいなくなっているとしたものだ。ところが今日は昼になっても車が動く気配がない。建築関係者とは限らないが、ひょっとすると似たような職場も休みになっているのだろうか。

その前が池袋西口起点の循環バスが走る通りがあるが、これもダイヤが変更になっているようで、走っていることに気づくのはごく稀。聞こえてくるのはスクーターらしき排気音。デリバリー稼業の人は大忙しのようだ。毎日のように昼飯に行く飯屋の女将さんも「私も昔は出前をしていたので、自転車は電動式があるからまたしようかしら。」なんて言っている。昼もさりながら、夜は6時にオープンだから、7時以降酒を出せないとなると客足が激減するのは理の当然。可哀想になる。

ところで、相変わらずハイテンションでやけに明るいのがテレビコマーシャル。観る機会が少ないのであまり的確なことは言えないが、番組が暗い報道を重ねているのと対照的で少し気になる。量的には減って当たり前だが、チェーンレストランは広告しているから土日を含め営業しているのだろうか。車屋さんにタイヤ屋さん、ガソリンが安いらしいから大いに売りどきなんだろうか。葬儀屋さん、保険屋さんは誠に時宜を得ていると言えば言えるかも知れぬ。

かと言っても、ケネディ暗殺事件の後みたいに民放が全コマーシャル自粛するのも如何なものかで、難しい問題だ。何処の局にも昔なじみは一人もいないので心配しても始まらぬが、テレビ局の経営も楽ではあるまい。

何れにせよ、今日発表の国際通貨基金に依れば「新型コロナウイルスの感染拡大によって、2020年の経済成長率が前年比3%減になる。(日本は5%減)」とのこと。素人考えでは主要国の大部分が1ヶ月か2ヶ月経済活動を中止していてもそんなものか、と変な感心をしている。問題は雇用だ、これまで日米英は失業率が低いことを経済政策成功の証としてきたが、今年は間違いなく失業率は増加するはず。

基金の発表は「経済先進国の成長について、新型ウイルス以前のピーク水準に戻るのは早くても2022年だと警告した。」と締め括られている。騒動はいつか収まるところに収まるだろうが、その暁には昔とかなり違う社会が出現することだろう。

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