2020年3月31日火曜日

答えようがない

小池都知事がオリンピック延期が決まって以来、急に記者会見を増やして都民に向けて様々な要求をし始めている。自分がすべきことを棚に上げ、妙な猫なで声を出して危機感を煽って要求を矢継ぎ早に繰り出し、記者からの質問には「検討中」と「最善を尽くす」で誤魔化す。聞いている側には危機が具体的にどのへんまで迫っているかは分からず、不安が募るばかりだろう。

大人たちは今後収入が減りそうなことが心配で憂鬱だろうが、子どもたちは、来週に迫った新学期や入学式でさえどうなるかが分からない。ひょっとすると春休みが少し長引くかもと期待してるのか、近くの運動場では大勢の子が元気に大声を出して遊んでいる。

狭い土地に人口が密集している東京だが、狭いと言っても都心の23区の他に市も町も村まであって結構な広さだ。住民心理では都民であるより先ず区民意識が先立つので、コロナ関連では数日前に書いたように、豊島区の情報が知りたいのが人情。440人ほどの患者の内、豊島区内には何人いて、どこの病院に収容されているのかが問題だが、一向に明らかにされない。統計が信用できないとされる中国では、自分の現在地と感染者の居場所がリアルタイムでスマホに表示されるそうだ。

今日も昼飯屋の親父から聞かれた「やはり封鎖をやりますかね?」答えたくても答えようがない。問わず語りを聞いていると、昨日の夜は殆どゼロに近い入だったらしい。夜は先ず利用しないので昼さえ営業してくれればいいなんて思っていると、「2週間も休むなんてことはしたことがないので、内緒で予約をとって営業しましょう。」なんてこちらの腹を見透かすようなことを言ってくれた。半分冗談のつもりだろうが月に連休が1度しか無い働き者の親父だけのことがある。

そんな話の合間に笑ったのが都知事の夜の飲食自粛要請。若者のカラオケやクラブはいいとして、中高年の方は「接待」を自粛願いたいと来た。何故「宴会」と言わず接待言ってしまったかは分からない。親父さんは大分若いが、「今でも盛んなんでしょうかね?」と聞いてきたがこれにも答えは見つからなかった。

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