2020年3月21日土曜日

マスコミの評価

最近は大学生時代に社会学なるものを少しかじったことを思い出している。入学したのは慶應義塾大学の文学部、目標としたのは兎に角東京の大学に行くことだけだから、入学してから何をするかなんて当ては無い。親兄弟から社会学科があるはずだから、そこに行きなさいと言われていた。ところが入学試験に合格したもののそんな学科はありはしない。昔から聞くは一時の恥と心得ていたので、誰かに聞いて哲学科の中に社会学の専攻課程があると知って哲学科を志望して、やっと収まった。

結果、冒頭に書いたように面白いことを沢山学ぶと言うか、教わった。その断片的記憶が最近とみに蘇ってくる。ここ2ヶ月位になるだろうか、毎日接するマスコミ報道やネット情報の大部分は新型コロナウィルス関連であるが、解説する人物が次々に入れ替わり、それぞれが微妙に異なる見解を述べえる。従ってこちらの脳みそは混乱する一方となって、実に不思議な気分である。いつも書く通り、身の危険は感じているが、それはそれとして、政府や御用学者の言うことは信じないが、どのメディの誰を信じるべきかが悩ましい。

今月発売の月刊「文藝春秋4月号」も<「新型肺炎」中国と日本の大罪>なる大特集を組んで作家を含め7人もの人物に言いたい放題のことを言わせている。大半は中国批判であるが、それは仕方あるまい。日本に中国や韓国が嫌いな人がそんなに多いとは思わないが、それはこちらの思い間違いかもしれぬ。ただ、最近の外国テレビ報道によれば、中国のコロナ封じ込め作戦を大分評価する声も上がってきているのも事実。一方では封じ込めの失敗で、民心が習近平氏を見放し、やがて政権が倒れることになろうなんて仰る方もいる。

他国の政権がどうなろうとどうでも良いじゃないか、なんて考えるより日本の政権の今後を教えてよなんて言いたくもなるが、これも余計なことだろう。期末試験に「現在の日本のマスコミについて評価を述べよ」設問がでたら90分間でどう書くべきか、相当に悩ましい。慶応文学部の教授ではないが、慶応出身の経済学者金子勝氏の話が好きで、よく視聴している。暇がある方には下記を視聴されるようお薦めしたい。少し難しいかもしれぬが面白いはず。まともに受けるかどうかはご自身の判断にお任せする。
https://www.youtube.com/watch?v=ApAbkrsa7ZU

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