2020年3月11日水曜日

子年の春

彼岸の入りまで未だ1週間もあるのに今朝6時の時点で気温が16℃近かった。
昼食後の散歩から帰宅すると汗がびっしょり。暖かいのは大歓迎だが、異常なことに碌なものはない。如何なる根拠があるのか不明だが、昔から「子年」は騒乱の年とされていたそうだ。これがどこの国の言い伝えかは忘れたが、今年は世界的に言い伝え通りになってしまったのは悲しむべき的中だ。

別に第3次世界戦争が勃発した訳でもないが、それに近い感染症騒ぎだ。未だ最初の四半期も過ぎていないので、最悪の事態にも至っていないと見るのが世界中で共通している。何とか年内には収束すること願うばかりだ。個人的に言えば、一昨々年の暮に家内を亡くしてから約2年。少しばかり精進謹慎生活を送って、やっと喪明けと喜んだのに、又も謹慎生活を強いられるとは、である。

この災難の発生源は中国湖南省の武漢であるのはほぼ間違いないが、国による対策の違いもかなり明確になっている。かつて先進国と言われた欧米の国々でも国柄というのかそれなりの違いがある。アメリカなんかも一見するにクルーズ船対処は良かったようにも見えるが、日本に似ているところがあり、対策が後手に回りホワイトハウス内の汚染が進んでいるようだ。日本もそのうちに官邸や厚労省内の感染が指摘されるかもしれぬ。

日本はアジアで一番の先進国とばかり思っていた。ところが最近の経済指標からして東アジアの国と比較して先進国とは言えないかもと思い始めている。今回の騒ぎで色んな意味で中国はもちろん韓国や台湾などに比べて既に遅れ始めていることを実感し始めた。まさに気がついたら、経済や科学技術のみならず文化芸術分野でも中韓台の方が世界的評価を受け始めている。感染症対策でもその差がはっきり出ていると見たのは僻目だろうか?

アジアの国々がどのような教育制度をとっているか全く知らないが、突然の長期休暇に入った日本の児童は今どのように過ごしているのだろうか?テレビ報道されるのは自宅や学童クラブで自習に励む感心な姿ばかり。昔の己を思い出せば想像もつかない現象だが、現代だってこれ幸いと遊び呆ける子は少なくないだろう。兎も角事態収束の目処は立たず、国民の暮らしばかりでなく経済的見通しも暗くなる一方。目に見えない敵との戦いは何れ勝利するのだろうが、それが果たして何時のことになるのか。

オリンピックに関して言えば、開催日の2ヶ月前が中止決断の最終日とのこと。もし中止を決定する時、如何なる手順になるのか、誰か検討しているだろうか?

2 件のコメント:

村松 光 さんのコメント...

テレビも新聞も新型コロナウイルス一色ですね。今日は東日本大震災から9年ですが
そのニュースはかすんでしまっています。
外国の情報も伝わってきますが、インドでも娘の住んでいる地区は学校がお休みに
なったそうです。

senkawa爺 さんのコメント...

村松光さん
いつもありがとうございます。
今朝はあらゆる国のテレビがWHOが発表したパンデミック宣言でもちきりです。
印度も例外ではありませんでした。