知らぬが仏の環境問題

今夜からスペインの首都マドリッドで「国連環境開発会議」が開催され、日本からは小泉進次郎環境大臣が出席とのこと。日本は都心に住んでいても空気は昔ほど汚れていない感じで、環境といえば、今年は大雨による水害くらいしか思い浮かばない。しかし世界を見渡すと、どうもそん悠長では無さそうで、国連の事務総長が、2030年までに産業革命当時からの地球全体の平均気温上昇を2℃に抑えることがとても難しく、人類存亡の危機と声明を発出している。

これまでも度々書いてきているように、CO2の影響は大したことではないとする学者もいるので、国連がそんなに大騒ぎする必要があるのかね?なんて思ったりしているのが実態だ。アメリカもトランプ大統領もその口で、11月4日、気候変動への国際的な取り組みを決めた2015年の「パリ協定」からの離脱を正式に国連に通告している。引き換えヨーロッパの先進諸国は涙ぐましいほど環境問題を意識している。この違いがどうしてか分からないが、世界の一流学者の大半がCO2問題に賛同しているのだから、我々も少し真剣に考える必要があるのかも知れぬ。

CO2問題はさて置き、身近な問題でありながら日本人が余り気にしない放射能汚染について、今朝考えさせられる記事を見つけた。家内生存中は三陸ワカメは買わないとか、色々気を使っていたようだが、最近は近海の海産物など縁がないので近海の放射能汚染は全く気にしてなかった。確かに近隣諸国がこれを気にして日本食品の輸入禁止措置をとっている国があることは承知している。自分が気にしないので、なんでそんなに神経質になるのか不思議でもあった。

今日の記事は、日刊ゲンダイのWEB版に掲載された国立札幌病院・北海道がんセンター放射線科に勤務、約40年間がん治療の現場で放射線治療を続けてこられた西尾正道氏によるものである。氏が力説するのは、福島の事故を起こした原発サイトで溜まりに溜まった汚染水の海洋投棄問題。これを「原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”」と題して警鐘を鳴らしている。

確かに素人考えで言えば、無害であれば最初から海洋投棄すればいいじゃないかと思う。それを保管が難しいので8年も経ってから急に言い出すのはおかしい。氏は次のように述べている。「トリチウムの排出規制基準も日本は異常に緩く、日本の飲料水基準は1リットル当たり6万ベクレルです。これは日本で最初に稼働した福島第1原発が年間20兆ベクレルのトリチウムを排出していたことから、国は放出基準を22兆ベクレルとしました。それが理由で、医学的な根拠はまったくありません。」参考:WHO(世界保健機関)は1万ベクレル

9月の国連気候サミットで安倍首相が演説を断られたそうだがさもありなんだ。

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