囲碁のお勉強

昨日指導碁を受けた。昨年末友人に誘われて入った新宿の碁会所で、20年くらい前に少し指導を受けた中国のプロ棋士に再会し、以来再び月1回のペースで指導を受けるようになっている。手合は5子の置碁、先生曰く「100目くらいのハンディを貰って打つのだからセオリー(理屈或いは定石)通りに打ち進めれば滅多なことでは負けるはずがない。」ところがこのセオリーを分かっているつもりでも、往々にして矛盾する手が出るらしく、メチャクチャな負け方をすることがある。たまに勝負ではわずかに残っても最後までセオリーに矛盾しないで打ち進んだことは一度もない。

囲碁は361目の地縦横(19本の線の交差点)に対し、互いが交互に好きなところに石を置いて地を囲い合うゲームである。5子のハンディとはこちらが361箇所の中で最も優位な場所5箇所に、予め石を置かせてもらってゲームを開始する。どの交差点が地所として効率が良いかは、ゲームの進行で少し変化はするが、端から数えて4本目の交差点が最高とされている。ある先生に言わせると「銀座の一等地に手付金を払ったようなもの」だそうだ。

この全てと更に9本目の交差点、8本目までの交差点は碁盤上に4箇所ずつあるが、9本目は1箇所しか無いので「天元」と呼ばれ極め付きの急所ともされている。これだけのアドバンテージがあり、指導する先生はハンディを背負いながら悠然と打ち進めて決して奇抜な手は打たない。要するにこちらが勝手に転ける(セオリーに反する着手)ことになる。そこを先生は決して見逃さない。

後刻そこを厳しく指導されることになる。女性なので普段はとても優しいが囲碁の指導になると鬼に早変わり、どうしてこんなに馬鹿なのかと思っているに違いない。先生も子供の頃はお父さんに教えられたそうだが、よく打たれたそうだ。安倍首相のようにアメリカ向け・ロシア向け・中国向け或いはイラン向けと、時に望み辺に応じて相矛盾するセオリーを使い分ける訳にいかない囲碁の難しさだ。

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