2019年10月23日水曜日

頭の蝿

久しぶりの秋晴れになった、1日遅れの皇室晴れかもしれぬ。令和の時代も雨降って地が固まり平和と安寧が来ることを祈りたい。平和と言えば今世界で最も注目されているトルコとシリア国境問題がある。複雑すぎて理解に苦しむが、アメリカが手を引いて予期せざる混乱が生じた、しかし今朝の報道ではロシアのプーチン大統領が間に入った形で、小康を得そうな気配もある。

今年も余すところ2ヶ月ちょっと、書店には来年の日記帳・小手帳・カレンダー賑々しく並べられている。日も大分短くなって朝5時はまだ暗いし夕方5時には暗くなる。個人的には特に気が急く事は無いが、国の経済力が落ちつつある傾向が気になる。台風被害も大きいだろうが、昨年に比べ輸出量や金額は大分減っているようだ。経済の悪化は世界的傾向とも言われたりするが、少なくとも貿易戦争の只中にある中国は成長率が鈍化しているとは言え、日本から見れば夢のような6%以上の成長だ。

日本政府が馬鹿にしている韓国にしても成長し続け、数年後には一人当たりGDP が日本を抜くとされている。日本政府も他国の悪口を強調したり、喧嘩腰の外交を控え時刻の経済発展のために何が必要か真剣に考える必要があろう。外国人旅行者が増加傾向にあることぐらいで将来の日本が明るくなる筈もない。先週だったかと思うが、中国政府が企業減税を発表したとのニュースが流れた。朝のワールドニュースで観たように記憶するが、その時同時に流されたある自動車メーカーとその下請けだったか中小企業経営者のインタビューが印象深かった。

自動車メーカーの経営者「有り難いことだ。これでまた我社の自動車を一段安く提供できるようになる。」中小企業の部品メーカ社長は「これで新たな設備投資が可能になり、より高品質の製品の生産が可能になる。」中国の放送だからヤラセの発言かもしれない。しかし嘗て我が国の企業減税が策が発表された際にこのようなインタビューは聞いたことがないので、とても新鮮に思った。我が国の公共放送か国営放送か分からぬNHKも、たとえ嘘でもいいからこのような取材をしてもらいたいものだ。

ソフトバンクグループがアメリカで経営難に陥っているあるグループ企業に1兆円を超す資金投資、という記事が日本経済新聞み大々的に掲載されたのを見て、自分の頭の蝿の喩えを思い出した。

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