2019年7月17日水曜日

普遍性と覇権主義

昨日は何をしても上手くいかなかったので早寝をしてしまった。今朝は天気は相変わらず梅雨模様でどんよりしているが、睡眠十分だったせいか頭の方は大分すっきりしたようだ。気分が充実しているうちにブログを書いてしまうことにする。書く気になりさえすれば書くべきことが多すぎるくらいで、思いついたことがいつもの分量におさまるか心配なくらい。

今朝一番に観たニュースで拍手したいのはEU委員会委員長就任が決まったフォン・デア・ライアン氏のこと。就任は11月1日とのことだが、立候補が決まってから、何故かハラハラしながら注目していた。立候補するまではもちろん聞いたこともない人だったがドイツからヨーロッパ全体に相当有名な人だったのだろう。ドイツ人の友人もいないし行ったことも無いので国柄についても知るところは少ない。

知っているのは、昔で言えばカメラ今で言えば自動車などに代表される機械類に強く、医療関係では先駆的なので理科系に弱い小生とは無縁そうだが、哲学や文学的にも有名人が多い。また現代日本はそうでもないが、つい先頃の敗戦当時迄は何かと言えば国家建設のお手本にしていた国である。明治維当時、裏の世界で暗躍していた主要国英仏を措いて何故そうなったかも知らない。兎も角、父(多分伯父も)が大学で独法を専攻し、戦前日本は圧倒的な親独国家であった筈。

独和辞書が家に何冊もあったせいでもなかろうが、大学1年生の時、第2外国語でドイツ語を専攻したのはいいが見事落第、選考進級の通知が家に届き、両親を大変心配させた苦い記憶もある。親独の知り合いが何人かいて、ドイツ留学経験のある人の話では先方ドイツもかなり親日家が多いようだ。これは皆若い頃の話なので、何となく社会主義者ぽいメルケル氏が指導者の現在も同じかどうかは分からない。

もちろん知識もない小生が特にドイツ贔屓の筈もないが、このライアン氏の経歴には驚かされる。委員長選立候補以来の報道では年齢や出身大学は紹介されず、過去6年間ドイツの国防大臣であったこと、医者の出で7人の子持ちであることのみが紹介されていた。日本であれば一寸有名になった女性は必ずと言っていいくらい、○○大学を出た秀才との枕詞が常識化しているが、少なくと27の国が参加する議会ではそんなこけおどしは通用しないのだろう。

wikiで改めて経歴を確認すると年齢は60歳、ルター派教会所属と書いてある。彼女が就任後は、国境を超える大企業GAFA等の企業群には厳しくなりそうだ。普遍性と覇権主義について書きたかったが、前書きだけで終わる。

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