2019年6月16日日曜日

蛆が湧く?

今日は久しぶりに朝から快晴、昨日は終日雨でしかも薄ら寒かった。しかし朝一で長女から電話「明日は父の日だけど予定があるので、これから行くよ。」てなことで雨にも拘らず一家総出でお菓子を届けに来てくれた。その後昼過ぎから、大学卒業して25年勤めた会社の後輩が呼んでくれていたので、銀座のビアホールに出掛けて昼酒を飲むことに。

土砂降りに近い雨だったが、銀座は日曜日の歩行者天国。こんな天気に出てくるのは、小生の様な余程のもの好き。他にどんな人間かと訝しく思ったが、殆どがアジア系の外国人観光客。納得できる。一定の間隔で立たされている青い合羽を着たお巡りさんたち、お仕事とはいえ気の毒だ。

会に誘ってくれたのは当年63歳の後輩、他には70歳を超したばかりの2人だったが、やはり酒量に於いては3人とも達者で、こちらとしては歳の差を感じずにはいられない。1時半から飲みはじめて延々3時間近く、帰宅すると既に5時過ぎ。古い表現を使えばバタンキュー、お陰で昨夜は十分過ぎるほど寝ることが出来た。

後輩たちも既に老人ではあるが、それでもこちらに比べれば新しい情報を沢山持っているので話を聞いているのは楽しいことだ。当然ながら思い出話にも花が咲く。中でさもありなんと面白かったのが掃除の話。案内をくれた63歳の彼は記憶無いようだったが、70歳代の二人は入社した当初、9時始業にも拘らず8時半出社を命じられ、30分間社内の清掃をさせられたことが大変な不満だったそうだ。

小生もよく記憶している。男子の新入社員は50人前後のオフィス全ての屑籠と灰皿のごみ集め、ざっと掃き掃除をしてデスクの上を拭く。女子は湯呑と灰皿を洗い、9時過ぎたら全員にお茶を淹れる。子供の頃から朝飯前に親父が先頭に立って家中を掃除することに慣れていたので何の抵抗も無かった。小生が入社したのは昭和38年、昨日会った後輩の一番年が近くても6歳も下だ。やはり昭和も40年代に入ると戦後も20年、生活事情もかなり良くなってきていたのだろう。

掃除に対する受け止めが変わっていたのも当たり前かもしれぬ。昔よく聞いたのは「男やもめに蛆がわき女やもめに花が咲く」だが、三つ子の魂のお陰で我が家は今のところ蛆は湧いていない。

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