2019年2月18日月曜日

マスコミの報道姿勢

現在は報道各社(所謂マスコミ)に毎日世界中からニュースが流れ込む時代であることは承知している。その中から何を選択して報道するかは各社の選択であり、そのどれを選んで読むなり視聴するかは一般受け手の問題となる。受け手の一人として言わせてもらえば、だから各社毎にもう少しバラエティーが欲しい。

世間には常識と言うものがあるので各社が似たような項目を選択するのが当たり前で、お前の様な非常識人相手の項目なんか選択する筈が無い。と言うことなんだろうか?では選択項目については一歩譲ることにしよう。その項目に対するスポットの当て方まで同じである筈は無いだろう。大分前に書いたことがあるが、日刊ゲンダイを日本のクオリティーペーパーと皮肉りたくなる原因はそこにある。

残念ながら独居老人になって既に1年有余、毎朝電車に乗る機会がなくなってしまったので駅に置かれた新聞スタンドで日刊ゲンダイの広告を見る楽しみが無くなってしまった。ニュースの基本はどうしても朝夕のテレビ報道となってしまう。この視聴は短時間で項目だけのチェックに過ぎないので、出来るだけ民放も観るよう努めているが、悔しいがどうしてもNHKが中心になってしまっている。

弁解めくが、項目を掴むにはNHKアナウサーの質が一番高く聞き取りやすいからである。余計なことを長々書いてしまった。言いたかったのはこの週末のイベントで世界中の耳目が集中したのが「ミュンヘン安全保障会議」。少なくとも今朝のNHK/BS「ワールドニュース」に依れば殆どの局が取り上げている。もちろん取り上げ方はその国によって大きな違いはある。アメリカに好意的な国、ECに共感する国、ロシアや中国寄りの国、それ等を視聴するだけでも興味を覚える。

大国間の対立が厳しくなっている世界情勢の中で、主要国の重鎮が自国の立場について主張を述べあっている。主要国の一員である筈の我が日本からは河野外相が参加しているとの報道はあったが、彼がこの場で如何なる主張をしたかについての報道が全くない。こう言うマスコミの共同歩調が気に入らない。

外務省のホームページには外相が「同会議において我が国の外交・安全保障政策について対外発信を行う予定です。」としか出ていない。明日にでも改めて検証したいが、どうせ蛇かミミズか判断しかねる話だったのだろう。まさかロシアのラブロフ外相との握手のためだけに、大騒ぎして出張したとは思いたくない。


2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

拍手、誠に以てそのとおり。
貴兄は文書が上手です。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あな さん
いつもありがとうございます。
また過分なお褒めに与り有難くも気恥ずかしく存じます。