2018年11月27日火曜日

やがて逝く日が

昨夕郵便受けを確認した時には何も無かったのに今朝見ると手紙が1通入っていた。日本郵便の土曜日配達が廃止との報道があるが、現在のところ郵便局員は遅くまで働いているようだ。曜日は問わず6時を過ぎたら何もする気が無くなるのはやはり年寄りの証拠だろう。この手紙、高校同期生からの手紙で年末の挨拶と家内への弔意を表した実に丁寧な内容で、仲良く遊んでいた高校時代を思い出し胸が一瞬熱くなった。早速返事を書いていると家がカタカタ鳴り出し久しぶりの地震が来た。

びっくりして手紙書きを中断しテレビをつけると、東京は震度3とのことだから大したことは無かったのだろう。家がガタピシしたのは単に我が家の老朽化のせいらしい。自分の命と家の命が競争しているようで哀れを感じざるを得ない。友人の手紙に書かれていた内容で感激したのは次の言葉「病気になっても病人にはならない」。齢80歳に近いのだから同期生に病気持ちは沢山いる。勿論小生もその一人。彼もまた10年前からリンパ腫と闘っている。

昨年11月の同期会では彼も元気で、2次会まで付き合い長時間語り合ったのに、今年6月上山田温泉での同期会で会えなかった。どうしたかと思っていたが、3回目の抗がん剤治療中だったようだ。既に幽明境を異にした同期生が25%を超えた現在病気持ちは当たり前だ。でも顔を合わせればたちまち時空を遡りティーンエイジに還りつく。最近同期会に几帳面に出席するのもこの効果を来するからに他ならない。

彼も似たような強い気持ちで思い出してくれたに違いない。小生も彼が手紙を書いてくれた気持ちと同じ思いでこのブログを綴っている。彼なんかと昔からよく言っていた我々の合言葉「身体頑健なれど学力やや劣る」、しかしお互い身体も最早頑健とは言い難く、早めに逝く友人も増えてきた。残った者どもが代わりに使うには「病気になっても病人にはならんぞ」が最も適切な合言葉になりつつある。

3 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

そうか~
茨木では震度4だったんですね。
2011.3.11地震は鎌倉で体験しましたが、その頃は既に地震の少ない石川県に終の棲家を建築中でした。
同年の7月に転居して以来、体感するような地震はありません。
関東にいる頃は多少の揺れでは驚きませんでしたが、今でしたら焦るかも知れません。
テレビから緊急地震速報が流れるとビックリします。

信州爺 さんのコメント...

sennkawa爺 様

 「病気になっても病人にならない」ですか。わが身に沁みる言葉です。
病人にはならないぞと思っても、やはり終わりの時を考えあたふたしてしまう
自分が見えます。齢にふさわしい終活をして逝く日に備えたいと感じました。

    信州爺

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あな さん
コメントを有難うございます。
日本でも地震が少ない地域があることを初めて知りました。
関東大震災は怖いですが、今さら家を抱えて逃げる訳に行きません。
諦めるしかありません。

信州爺さん
コメントを有難うございます。
同感ですが、さて終活と言われても何をしたものやら分からないのも困ったものです。