2018年8月23日木曜日

本当に異常気象か?

空梅雨だったと思ったら今度は8月が終わらないうちに台風20号に警戒だそうだ。一昨日長野に行った際、余りに暑いのでドライバーさんに「今年の陽気は異常だね。」と話しかけたら彼曰く「異常であれば結構ですが、私なんかがあの世に行った後これが当たり前にならなきゃいいと思うのです。」確かにその通りだ。子供の頃に比べると長野の降雪量が減っているのはよく分かる。何でも今年の冬は日本海側の豪雪が報道されていたのに長野は殆ど降らなかったとのこと。

日本では現在台風の齎す雨量の心配をしているが、カナダの北西部では異常乾燥で山火事が500か所ほど発生していて手が付けられないそうだ。昨日のニュースでは既に東京都の全面積の1.5倍近い森林が焼失しているとのこと。災害被害を表現するに東京ドームの何倍はよく聞くが東京都全面積の何倍と聞いてその凄さが想像できるだろうか?私にはとても想像できない。日本は山岳面積の多い島国なので、人間が居住したり利用するのは僅か2割そこそこと聞いた覚えがあるが北米大陸の広さと居住者数の関係も俄には想像が出来ない。

ユーラシア大陸にしてもジンギスカンが生きていた時代(と言っても正確なことは知らないし調べる気もしない)ゴビの砂漠と言われる辺りも緑濃き草原だったか森林だったと聞いた覚えもある。確かその時の話では、モンゴル人が家畜として大量に飼っていた羊が草を根こそぎ食ってしまった結果で今日の様な不毛の砂漠化が進んだと聞いた。どこまで信用できるか分からないが、海水にしろ空気にしろ居住する人間の数が増えるとそれなりに影響があり、それが巡り巡って人間に影響する気象条件に繋がることは否定できないだろう。

どのくらいの広さか想像は難しいが、地球上には全日本人口のざっと60倍が生息している事実がある。このところ毎朝玄関先を掃いたりしながら思うのは日本人のDNA昔からの奇麗好きだ。東京湾や富士山の汚れもだいぶ良くなった。家の前に汚いどぶ溝がある家も少ないだろう。言語生活習慣の異なる全人類に日本人の良き生活慣習を教えることは難しかろうが、やって出来ぬことでもあるまい。アメリカ在住の登山家野口健氏が富士山を奇麗にする運動に一役買ったことよく知られている。

これに倣って、日本の登山家は今後外国の山に行くことを辞める宣言でもして、日本の山を奇麗にするリーダーになってもらいたい。いくら金持ちでも今更外国の高峰に登ったからなんだと言うのかね。ローマクラブ宣言「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する」1972年発表から今年は40年目、成長の限界で済めばいいが。

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